May 2006 Archives

5月最終月曜はメモリアル・デーと呼ばれる戦没者追悼記念日だったので、こちらは5/27~29は3連休だった。去年はそんなことは全然知らず、今年も数日前に友人に「連休何するの?」と訊かれるまですっかり忘れていた。来年こそは事前に旅行計画か何か立てておかなければ。。

そんなわけで特に大きな予定もなく、友人と食事に行ったり、映画(ミッション・インポッシブル3)を見たり、パーティーに顔を出したり、昨日は昼間からビールを飲みながら OS の再インストールしたり。パソコンの復旧をしながらゆっくり本も読めたし、宿題がないって素晴らしい。

ところで、受講する予定だったけど途中でドロップアウトした授業の本が何冊かある。学校のブックセンターがどんな本でも買い取ってくれるそうで、特に期末試験期間が終了する前までだと結構いい値段で買うと言っている。でも実際に調べてみると、そんなに高い値段じゃ買ってくれなさそう。そこで Amazon.com で個人出品してみることにした。結構メジャーな本ばかり持っていたようで、新品・中古で出品されてる数が結構多い。となると、やっぱり売れるようにするためには価格次第ってことで、どれも最低価格に近い値段を設定して5/18に6冊出品。なんと今日までに4冊も売れてしまった!こんなに簡単に売れるとは思わなかったのでかなりびっくり。

ただひとつ面倒なことがあって、買い手が購入してから2営業日以内に発送しなくてはいけない。以前はキャンパス内に郵便局があったけど、いまはその建物が工事中で郵便局がなくなってしまった。キャンパス内のが使えないと、最寄りでも約2km弱離れるので結構不便。自分は車があるからまだいいけど、車がないと切手を買いに行くのもかなり面倒。建物の改修が終わってもキャンパスに郵便局は戻ってこないそうだけど、これはぜひともなんとかして欲しい。

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ドイツW杯開幕まであと僅か。ひそかに応募していたチケットはすべて落選だったので、おとなしくテレビ観戦するしかない。ここで気になるのが、果たしてアメリカで日本戦が見られるのか?ってことだけど、なんとサッカーの発展途上国・アメリカで全64試合すべてが HDTV(High Definition television, ハイビジョン)でライブ中継されるとのこと!ハイビジョンといっても高画質で縦横比が変わるくらいなので、ABC, ESPN, ESPN2 が見られる環境ならわざわざ HDTV の契約をしなくても大丈夫(一応念のため、ケーブルテレビ会社の Comcast にも確認済み)。日本だと、スカパー等に加入しないと、おそらく日本代表の試合と決勝ラウンドくらいしか見られないので、なんだか今回はアメリカにいてちょっと得した気分。なお、アメリカ東海岸時間で日本戦は下記の通り。
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6/12 8:55 am Australia vs. Japan (ESPN2/ESPN2 HD)
6/18 9:00 am Japan vs. Croatia (ABC/ABC HD)
6/22 2:55 pm Japan vs. Brazil (ESPN/ESPN HD)
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時差の関係で、朝9時からというのがちょっと微妙なところだけど。。

もし ABC や ESPN, ESPN2 が見られない場合、TV JAPANsoccerTV.com なんかがあるみたいだけど、TV JAPAN は試合終了24時間後と言っているので、丸一日情報をシャットアウトしない限りほとんど見る価値がない気がする。

ちなみに、今日はアメリカ代表とモロッコ代表がテネシー州ナッシュビルで親善試合をしていた。終了間際にモロッコが1点取ってアメリカの負け。後半の半分くらいしか見てないけど、この前、日本とアメリカがサンフランシスコ・ジャイアンツ球場(=野球場)で試合したときの動きとは全然違った(そのときは3-2でアメリカが勝ったけど、点差以上に日本はボロボロだった)。そんなモロッコは出られない。今回のアフリカはいつも以上に不気味。そうそう、なんで Morocco なのに MAR と略記されるんだろう?

● 参考
ESPN, ESPN2 AND ABC SPORTS 2006 FIFA WORLD CUP SCHEDULE

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先日、世界で初めて自律ロボットによる心臓手術が行われたそうだ(英文記事)。これまでに何回か紹介したダ・ビンチという遠隔手術支援ロボットは医師が操作するけど、今回のは人間が操作せずにロボット自ら自動的に手術を行う。イタリアはミラノにあるサン・ラファエロ大学の Carlo Pappone 氏が中心となっているようだけど、彼は医師であってエンジニアではなさそう。どんなロボットなのかの詳しい情報はよくわからない。

今回の手術は、ミラノの病院にいる34歳の心房細動(不整脈の一種)の患者に対して行われ、50分ほどで終わったとのこと。心臓手術とは言えそれほど難易度の高いものではなさそう。この手術の様子がボストンで開かれていた不整脈・心臓外科に関する学会で中継され、多くの心臓外科医が見たそうだ。ロボットは1万例にのぼる症例をもとに自律制御されており、きっと画像認識がかなり高精度だと思われる。心臓外科の自律ロボットの方がすごいと思うんだけど、なんで遠隔地で見られるのが非常に大きな利点として強調されてるのかがよくわからない。ちなみにこのロボット、今月末から販売開始されるそうだけ、前述どおり詳細不明。

夏休みの間、同じ研究室の学生が3ヶ月ほどイタリアの大学に交換留学に行くことからもわかるように、イタリアも医療ロボットの研究は結構進んでいる。日本のロボット技術がトップレベルなのは間違いないけど、残念ながらこの分野ではかなり出遅れている。昨日、友人宅の BBQ でいつも通り話に出たけど、日本のロボットはエンターテイメント分野に向かっていて、アメリカは実用分野主体で進んでいる、というのは robo さんの留学動機を読むととてもわかりやすい。逆に言えば、日本はまだ競争の余地があるので、医療ロボットの需要は今後確実に伸びると思うけど。

医療ロボットに関してもう少し書いた記事が、近々メールマガジンの連載が始まる『未来型カガクシャ・ネット』に掲載される予定です。続きはそちらを見て頂くか、もしくは発行後こちらにコピーしたいと思います。

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アメリカに来てからすっかり朝シャワーの生活になってしまった。今日もいつも通り起きてすぐシャワーを浴びようとお湯の蛇口をひねると、・・・何も出てこない。水は出てくる。洗面所や台所も試してみたけど、水は通常どおりだけどお湯はまったく出てこない。ふと、玄関ドアの下から紙が1枚差し込まれてることに気付いた。1階の住人ジョナサンからで、どうやら建物全体でお湯が出てないらしい。今朝早く、ボイラーのある地下室から大きな騒音が聞こえたので見に行くと、地下室が水浸しになっていたそうだ。地下室に置いてある共有の洗濯機・乾燥機も使えなさそう。こういうとき彼は色々と率先してやってくれる、とても親切なナイスガイ。土曜の昼に掃除機を掛けてたらうるさいと文句を言ってきた2階のジョンとは大違い。ジョナサンは今回もわざわざ全員(6棟)にプリントを作って配ったようで、すぐに復旧してもらうためにみんなで管理会社に抗議しよう!、と管理会社の緊急連絡先もプリントに書いてあった。(お湯の代金は家賃に含まれてるので)火曜になっても復旧しなかったら家賃の返金を迫ろう!と書いてあった要求はいかにもアメリカっぽいけど。

お湯が出ないと困るのはとりあえずシャワーだけ。通常なら大学のジムに行ってシャワーを浴びればいいんだけど、都合の悪いことに、今度の木曜の卒業式に備えてジムは10日間ほどの休みに入ってしまった。仕方がないから鍋でお湯を沸かし、それに水を足して体を洗うしかない。2年も住んでこういうのはもう驚かなくなったけど、そろそろ『ハッスルフリー』な平穏な生活を送りたいなぁとも思う。ちなみに建物の入り口の窓に、「月曜日までは直せません。ごめんね!」みたいな軽い感じのメッセージが貼ってあった。

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6月中旬に両親が10日間ほど遊びに来ることになった。ニュージャージーのいとこ宅にお邪魔してからボルチモアに来て、その後一緒にグランドキャニオンに行く計画を立てている。航空券が必要となるわけだけど、こんなに値段が二転三転するとは思わなかった。

両親が買ったチケットはユナイテッド航空のアメリカ周遊券で、ユナイテッドに限定される。そうなると、ボルチモアからラスベガス(→グランドキャニオン)に行く自分の航空券もユナイテッドの同便にする必要がある。最初に親が押さえたチケットはワシントン・ダレス国際空港→ラスベガス国際空港の直通便だったけど、ダレス国際空港はワシントン D.C. と言ってもバージニア州内で D.C. にはない(つまり新東京国際空港みたいな感じ)。ボルチモアからだと2時間くらい?そこで旅行代理店に、ボルチモア市内から一番近いボルチモア・ワシントン国際空港発を探してもらった。直通便はないけどシカゴ経由ならあるとのことで、両親のはそっちに変更してもらった。早速その便を格安チケットサイトで探してみたけど、まったく同じルートは見つからず。この乗り継ぎ便を指定すると正規料金で買うしかなさそう。その代わり、コロラド・デンバー経由の便なら往復$310ほどで買えることが判明した。そこですぐさま両親のルート変更を代理店に頼み、デンバー経由に変更してもらう。これで自分の分も買えると思って格安サイトを再び探してみると、なんとつい1~2日前まで多くのサイトに出回っていた$310チケットがどこにもない。ユナイテッドのオフィシャルサイトに行って検索すると、こちらの正規料金も数日前の2倍弱にまで急上昇している。つまり、両親が予約を入れたことでその便の残り座席数が少なくなり、自分が買う分の値段が一気に上がったということになる。まったく当たり前の話だけど、まさに市場は需要と供給の関係で成り立ってることを実感。

結局ボルチモア→ラスベガスは正規料金で買うしかなく、片道で$300払って購入。そして復路はわざわざユナイテッドにする必要はないので、片道チケットを格安サイトで買うことにした。ラスベガスとボルチモアは US エアウェイズ(もしくはアメリカウエスト航空)が直通便を飛ばしている。値段は$230でどの乗り継ぎ便よりも安い。先日買い忘れたので昨日チェックしてみたら、今度はなんと$160まで下がっていた。「さすが市場は需要と供給の関係!」、なんてわかった風な態度で、もう少し待てばもっと安くなるかも?と一日置いてみた。そして今日調べたら、希望の便だけ$230に戻っていた。。。仕方なく一本早い時間の$160の便を即購入。航空券の購入はくれぐれも慎重にどうぞ。

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そんなわけで、昨晩保険会社の Geico に電話しても保険は一切きかない旨を言い渡されたけど、その代わり Safelite AutoGlass という、車のガラス修理会社を紹介してもらった。昨日のうちに予約センターに電話し、最寄りで一番早い時間に直してくれるところに予約を入れる。車内に何もないとは言え、窓ガラスがずっと空いてる(=鍵を開けて中に入れる)のは気分的によろしくないので。

修理に行く前に車の中を掃除しようと、近くのスーパーで小さなほうき&ちりとりセットを購入。と言っても、ほうきはブラシ型で大して小さくない。せいぜい$3-4だろうと高を括っていたら、レジで値段を見てびっくり。なんと$9もした。いくらアメリカじゃ需要がないとは言え、日本じゃ100均で十分買えそうなのに。。そうそう、窓ガラスってかなり粉々になっちゃうんですね。

幸い天気が良かったので、窓全開で気持ちよくドライブ。そういえば北西側(Mondawmin Mall の裏を走る Liberty Heights Ave.)は初めて走った気がする。時間より少し早く着いたけどすぐに始めてくれて、助手席窓だけだったので1時間で終了。メカニックもいい対応で、車の中を丹念に掃除してくれた。ガラス代が$130, 人件費が$60, 税込みでトータル$200弱。修理場だから当然なんだけど、みんな窓なしカーが続々やってきて、なんだか親近感を覚えた。あと、ラジオは壊れてるかと思ったけど、ただカバーが外れてただけでちゃんと動いた。ディーラーに持っていくと高いので助かった。

結局ガラスが$200, 新たに注文した iPod 用トランスミッターが$60, 被害総額約$260。もともと以前は Comprehensive の免責額を$500に設定していたので、もし仮に保険がおりても全額自費になったはず。そう考えるとまぁ結果オーライなんだけど、でもやっぱり精神的によくないので Comprehensive と Collision は削るべきじゃないんだろうなぁ。

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先週金曜日に確率・統計、そして今日は非線形システムの期末試験。これで自分の春セメスターは終了。これから授業のない夏休み!今セメのコースワークはそれほど辛くなかったけど、でも授業から開放されるのは嬉しい。

今日は期末試験のことでも日記に書こうかな、と試験が終わってちょっとるんるん気分で家に向かう。すると、ある車が窓全開で止めてある。中には誰も乗ってない。「窓が空いてたら危ないじゃん」と思ったら、よくよく見るまでもなく自分のトヨタ・エコではないか。あれ、窓閉め忘れたっけ?と過去の記憶を辿りつつ近付くと・・・

・・・や、やられた。そう、ここはボルチモア。助手席の窓ガラスが割られて、中が荒らされていた。幸い、というか常に車の中には貴重品を置かないようにしてるけど、いつも付けっぱなしの iPod 用の FM トランスミッター兼バッテリーチャージャーが盗まれた。犯人に一言、それが何か一体わかってるの?

日本でも警察なんて呼んだことはない、はず。同時多発テロで有名になったけど、アメリカは110番じゃなくて911.警察も消防車も救急車も全部911.電話して用件を伝えて待つこと15分、"Hey, how're you doing, sir?" と満面の笑顔でパトカーから降りてきた陽気な警察官。いやいや、「調子はどうだい?」なんて聞かれたってねぇ。その後取り調べじゃないけど、簡単な調書作成のため、いくつか質問に答える。何が盗られた?と訊かれたけど、ドアにも触ってないからわからないと答える。おいおい、これはハリウッド映画じゃないんだから写真なんて撮らないよ、と笑い飛ばされてしまった。。。

何が盗られたかをチェックし、身分証明書と車の登録番号(注)を確認して終了。終わると、Victim Assistance / Incident Information Form なるものが手渡される。ここに書かれている Complaint No. というのを保険会社に伝えて、損害額の補償をしてもらってとのこと。貴重品が盗まれたわけじゃないし、車もあるんだし、何よりも本人が無事なんだから良かったね、と彼は鼻歌まじりに去っていった。まぁ、きっとこんなのは日常茶飯事なのか。

さて、せっかく保険会社に連絡する番号をもらったけど、実はこれがまったく役立たないのは薄々気が付いていた。任意保険の中に Comprehensive と Collision というのがあって、前者は包括車輌保険で、盗難・火災・落下物等による損傷修理に支払われる。後者は衝突車輌保険、自ら起こした事故の自動車修理に支払われる。ともに Deductible(免責額)の設定が任意で、修理額から免責額を差し引いた分が支払われるので、免責額を低くすればするほど保険金は上がる。前回の自動車保険更新時、これがネックだったから Comprehensive, Collision 共に免責額 $500 だったのを両方とも解約してしまった(でも万が一の事故に備えて、対人・対物損害賠償保険は結構引き上げたけど)。現在の契約だと、それで約$450/半年値下がりする。そんなわけで、今回の窃盗に対しては何にも出ない。結局自業自得なんだけど、やっぱり保険は万が一に備えての掛け捨て、と改めて思った出来事でした。


<注> メリーランド州民(というかアメリカのドライバー?)の方々へ
今日警察から、車の登録証のコピーを常に携帯しておくよう言われました。資料丸ごと車に入れておくと、それも一緒に盗難される恐れがあるので、コピーだけどこかに隠しておくか携帯しておくとよいとのこと。メリーランド州の場合、REGISTRATION CERTIFICATE という 5cm x 10cm くらいの小さな紙です。ちゃんと裏側の注意事項に、事故に遭ったらこれを提示すること、との但し書きが書いてあった。

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Digital Foto Club
Nikon D40x
Sigma 18-200

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毎年4/15はアメリカの確定申告の締め切り日(今年は15日が土曜日だったから4/17が期日だった)。本当にいまさらではあるけど、来年以降の自分自身への備忘録のために。アメリカの確定申告と無関係な方は、下線で挟まれてる部分は読み飛ばした方がいいと思います。



去年は授業料免除だけで給料と呼ばれるものは一切もらってなかったので、実質無収入だった。でも念のために学校の Tax Office と呼ばれる大学の税金専門家に訊ねてみたら、
・ Form 8843 (Statement for Exempt Individuals and Individuals With a Medical Condition)
を提出するように言われたメモが残ってる。収入がなくても、一応これは出した方がよいと言われたのは覚えてる。

めでたく去年の6月からリサーチ・アシスタントとして給料をもらえるようになったわけだけど、日本とアメリカの税金協定(日米租税条約)というものがある。この条約改正が2年前にあったそうで、2004年3月31日以降にアメリカに入国した場合、旧日米租税条約(入国日から5年間、年間$2,000まで連邦税が非課税)は原則適用されないけど、1年間のみ年間$2,000まで適用される、という話を Tax Office から聞いた。どこを探してもこの下りは見つからなかったし、対応した以外の Tax Office の人もよくわかってなかったけど、でも自分は実際に申請して通った。そのとき出したのは、
・ MW507 (Employee's Maryland Withholding Exemption Certificate)
・ W-4 (Employee's Withholding Allowance Certificate)
・ I-9 (Employment Eligibility Verification)
の3つ。これを提出して、年間$2,000まで連邦税は非課税だった。

そして先月出した書類は、
(1) Form 1040NR-EZ (U.S. Income Tax Return for Certain Nonresident Aliens With No Dependents)
(2) Form 8843 (Statement for Exempt Individuals and Individuals With a Medical Condition)
(3) Maryland 502 (Maryland Resident Income Tax Return)
(4) Form 1042-S (Foreign Person's U.S. Source Income Subject to Withholding)
(5) W-2 (Wage and Tax Statement 2005)
(1), (2) は IRS からダウンロード、(3) はメリーランド州ウェブサイトからダウンロード、(4) は郵便で届いて、(5) は大学のサービスに申し込んだからメールで届いてプリントアウト。今回は Tax Treaty の恩恵があったから (3) の 502 が必要だったけど、来年以降は簡易バージョンの Form 503 で十分。



大学の日本人友人は、日本の財団から奨学金をもらってる人が多いので、自分と必要な書類が結構違う気がする。研究室の友人もアメリカ人は当然違うし、他の国だと細部が異なる場合があるから、結局『まったく同じ』人は周りに誰もいなかった。そんなわけでとにかく Tax Office の講習会に参加して電話・メールで質問して締め切りギリギリに終了。計算してみたら、本当にこんなに返ってくるの?って金額になったけど、間違いは見当たらないしってことで出してみた。すると、本当に申請した金額(約半月分の給料!)が銀行口座に振り込まれた。これはまだ連邦税分のみ。あとあまり多くはないけど、メリーランド州分が戻ってくる予定。

メリーランド州分の書類を埋めてて面白かったのが、あと少し2005年度収入が足りなかったら、自分は State Poverty Level というので『貧困層』に分類されていたこと。途中計算ミスに気付いて、残念ながら年間収入が約$600超過していたので貧困層には分類されなかったけど、もし$600少なかったらメリーランド州から生活支援費がもらえた。まったくの無収入だとこの対象にはならないけど、中途半端に収入をもらってるともらえる(自分の場合6月から給料スタートだったので中途半端の境界だった)。

最後に検索で辿り着いた方、税金の質問をされても答えられないので、(信頼性順に)記入説明書をよく読むか大学の Tax Office に問い合わせるか、もしくは専門家のウェブサイトをのぞいて下さい。

● 参考
研究留学ガイド:アメリカの税金と確定申告の基本
米国公認会計士・若菜雅幸さんのウェブサイト
IRS
Maryland State

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ERC というホプキンスが主体の医用工学研究グループに所属しているのは何度か書いたけど、このグループは NSF からの大型研究資金(8年で約13億円)を基に設立されている。毎年6月に NSF Site Visit と呼ばれるいわゆる査察があって、ちゃんと研究計画の申請通りに遂行されているかをチェックされる。ところが NSF が去年の査察に満足したのと、もう間もなくこの研究資金提供期間が終了して ERC が解散するため、今年は例年のような大掛かりな査察はなくなったそうだ。このイベントには企業が出席するのも認められている。学生はまだ卒業を控えていなくても、将来のため、レジュメブックなるものに自分の履歴書を掲載して企業にアピールすることができる。

このレジュメブック、去年はあまり必要性を感じず載せなかった。いまのところ、卒業後は企業への就職で考えているけど、なにしろまだまだ PhD 取得までは長いし、とても実務レベルで通用する英語力が身に付いたとも思えない。出願時からほとんど変化のないレジュメを載せてもあまり得だとは思えなかった。でも今年は指導教官に『ERC のために』と頼まれ、ウチの研究室の学生は概ね出したようだ。

先週金曜がその締め切りだったので、ウェブサイト(もちろん関連企業だけが見られるパスワード付き)に反映されたのは一昨日の今週月曜のはず。ところが今日いきなりある企業から電話が掛かってきた。医療ロボットに興味があるんですよね?って。確かにそうは書いたけど、まさかいきなりリクルートの電話が掛かってくるとは思わなかった。しかも先方は、自分がまだ PhD 2年目ってこともしっかり把握してるし。謙遜でもなんでもなく、自分のレジュメはかなり内容に乏しい(逆にアメリカ人のが大袈裟とも言う)。「レジュメブックだけど、レジュメじゃなくて CV の方がより詳しく書けるからいい(注)」と指導教官には言われたけど、CV にしても大して長さが変わらなかったのでレジュメにしたくらい。電話をもらえたこと自体光栄で素直に嬉しいんだけど、そんなレジュメを見て電話してくるなんて、大学ブランドの高さかそれとも人材不足なのか。。


(注) 一般的に、レジュメとは1~2ページに簡潔にまとめた履歴書のことで、CV (Curriculum Vitae) はより詳しく書いたもの。レジュメにしろ CV にしろ、日本みたいにどこでも売ってるような典型フォーマットも写真欄もなく、自分で気に入ったデザイン・内容を書いている。

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もうこの前の日曜の話だけど、ホプキンスのロボット関連の研究室が近場の Oregon Ridge Park というところに集まって BBQ をした。日本だと学期末に打ち上げすることが多いけど、こっちでは(自分の回りだけかもしれないけど)学期末直前にこうしたイベントが多い気がする。でもやっぱり大変な人は多いようで、約100人の参加が見込まれてたのに実際に来たのは50人だった。

2枚目の写真は、マフィアと呼ばれるゲームをしているところ。こっちではパーティーゲームとして有名だそうで、Wikipedia によれば1986年にモスクワ大学心理学科の人によって作られたそうだ。その通り、ゲームはまさに心理戦。かなり多くのマイナールールが存在するそうだけど、今回やった形式で説明すると、まずプレーヤーは10人くらい、そのうちの一人が神になってゲームを取り仕切って進める。ランダムにマフィア3人、刑事1人が選ばれ、そのほかは村人。この時点で誰が誰だかわからない。ゲームには昼と夜があり、昼には全員目を覚ましていて、ここで誰がマフィアかを議論する。そしてマフィアとおぼしき人を一人決め、処刑する。処刑されたらゲームから去らなければならないけど、果たしてその人がマフィアなのか刑事なのか村人なのかはわからない。昼が終わると夜になり、村人は眠る(=目をつぶる)。でもマフィアは活動できる(=目を開ける)。つまり、マフィアは全員目を開けているので誰がマフィアかお互いがわかる。そこで今度はマフィアが相談して(喋れとばれるので多分ジェスチャー?)一人殺す村人を決める。マフィアが目を閉じた後、今度は刑事だけが目を開ける。そして、神に誰か一人の身元(マフィアか村人か)を訊く権利がある。それが終わると昼になり、先ほどマフィアから指名された村人は殺され、再び誰がマフィアかを探る議論が始まる。マフィアが村人を全員殺すか、村人がマフィアを見つけるまでゲームは続く。こういうのは説明だけ読んでもわかりづらいけど、やってみたら結構面白かった。

このゲームで一番面白いのはやっぱり心理戦。全員が本当のことを言っているとは限らない。マフィアは昼の議論中に自分がマフィアであることがばれないようにしないといけないので、うまく村人を誘導してマフィア以外の人を処刑する必要がある。刑事は自分の目撃証言を確かであることをみんなに伝えないといけない。でも最初は誰がマフィアだか刑事だか村人だかわからないから、みんなで色々言い合う。そうすると、とにかく自分は村人だからと言い張って手当たり次第に処刑したがる人、普段話し好きなのに黙ってる人、すぐに誰かの意見に同調する人なんかが出てくる。ちょっとマフィアにとって不利な発言をすると、マフィアから目を付けられて殺されたりする。みんな知ってるメンバーだと性格もわかるので、普段の行いもゲームに反映されるのが面白い。

この他にもバレーボール、サッカー、アルティメットフリスビー(大雑把に言えばアメフトみたいなもの?)なんかもやったり、天気にも恵まれて楽しかった。あと、高校・大学も色々変わった人に会ったけど、やっぱりそういう類の人は国籍を問わずいる。同じ専攻のギリシャ人Aは初対面時に、「山本五十六とどういう関係なんですか?」と訊いてきた。今回は第一次・二次世界大戦の日本の戦いぶりに関してレクチャーしてくれて、どの軍艦は素晴らしいだのあそこはこう攻めるべきだったと熱く語っていた。と思いきや、今度はインド人を前にインドの国歌をかなり正確な発音で歌い通し、さらには歌詞の解説も始め、その場に居合わせたインド人の度肝を抜いていた。そんな彼は PhD 課程の3年目なのに、一部しか金銭的サポートをもらっていない可哀そうな学生です。
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