June 2006 Archives









今回の両親のアメリカ旅行は、ニュージャージーのいとこ夫妻宅とボルチモアの自分のところに来るのが主目的だった。でもせっかくだからどこか他にも行こう、という話になりグランドキャニオンを選んだ。東海岸に来るから、その他の東海岸主要都市とかナイアガラの滝も候補に挙がったけど、 2年前に既に自分が回ってしまったので、じゃあグランドキャニオンということになった。

まず最初にどちらに行くかという選択がある。つまり、西のグランドキャニオンを見てから東海岸に来るか、最初に東まで来てから西のグランドキャニオンに寄って日本に帰るか。アメリカ国内の時差を考慮すると、最初に東に来て西に寄って日本に帰るのがよさそう。例えば今回の経路、ボルチモア(BWI)からラスベガス(LAS)で考えてみる。時差が3時間あって、直行便だとフライトは約5時間。(中学の地理でやったような内容だけど)BWI → LAS と行けば時計上では2時間しか掛からないけど、LAS → BWI の場合は8時間も掛かってしまうことになる。どちらが得かは一目瞭然。アメリカに来るとき多少フライト時間が長くても、アメリカ国内の移動を東から西にした方が時間を有効に使える。・・と、ネットサーフィンしてたらどこかに書いてあった。

そんなわけで大まかな旅程を決め、その後は具体的にどこに行くかの計画を立て始めた。最初はグランドキャニオンしか考えていなかったけど、今回は残念ながらハイキングができなかったので、それならできるだけ多くのところを回ろうってことになり、ラスベガス → ザイオン国立公園(通過のみ) → ブライスキャニオン国立公園 → アンテロープキャニオン → モニュメントバレー → グランドキャニオン国立公園サウスリム → ラスベガス、と4日間でかなり盛りだくさんなスケジュールにした。ちなみにこのルートだと約1,000マイル(1,600km)。

通常、グランドキャニオンとかだと3ヶ月ほど前に旅行計画を立てるらしい。公園内の宿泊施設の数が限られていて、特に6月から10月のハイシーズンはかなり早く埋まるからだそうだ。大自然のど真ん中なので、敷地外の最寄り宿泊施設は数十キロ離れている、なんてこともあるので、朝日・夕日を見たかったら宿の確保はかなり重要。急遽この旅行が決まってから出発まで1ヶ月であまり時間がなかったけど、結構粘ったのと6月上旬でまだ早かったこと、あと全部平日だったため運良く3泊とも敷地内の宿が取れた。

今回旅行計画を立てるときに一番役立ったのはウィキ。簡単に言えば、誰もが容易に書き込み・編集できるウェブサイトみたいなもの。Livedoor Wiki なんかだったら必要最低限な機能は揃っていて誰でも簡単に書き込めるので、同行者が離れていて一緒に相談できないとき、ウィキにやることリストや情報を書き込んでおけば、お互いの情報共有ができてとっても便利。もちろんメールやスカイプも使ったけど、旅行前にウィキに書き込んだ内容をプリントアウトすれば、自分たちのガイドブックが簡単にできあがる。あとつい最近始まったサービスだけど、お金の計算や詳しい旅程表には Google Spreadsheets なんかを活用すると、オンラインでエクセルファイルを共有できるので、何回もファイルに書き込んで交換してということがなくて便利だと思う。

以下、順不同に今回の旅行計画の主な情報源です。グランドサークルの最初のリンクは回り方が違うだけで目的地はほぼ同じで、2番目の JTB ツアーは目的地も回り方もほとんど一緒だった、てことに帰ってから気が付いた。。。

● グランドサークル
- Grand Circle Drive 旅行記
- Shrewd SilkRoader シルクロードの小細工
- The Grand Circle
- Grand Circle
- アメリカの国立公園

● ブライスキャニオン
- Bryce Canyon National Park(英語)
- Bryce Canyon Lodge(英語)
- ブライスキャニオン旅行 クチコミ情報 徹底ガイド

● アンテロープキャニオン
- アンテロープキャニオン - USA Tourist
- Antelope Canyon Tribal Park / アンテロープキャニオン 部族公園

● モニュメントバレー
- モニュメントバレー旅行 クチコミ情報 徹底ガイド
- Goulding's Lodge
- Navajo Nation Parks and Recreation Department

● グランドキャニオン
- グランドキャニオンツアー情報
- グランドキャニオン旅行記 ~ 世界遺産グランドキャニオン国立公園
- Grand Canyon National Park(英語)
- グランドキャニオン(mixi メンバーのみ)

● その他
- ラスベガス大全 観光スポット
- グランドキャニオン、ラスベガスと各地の気温・天候
- 日本から訪れる方々のためのアリゾナガイド
- アメリカの国立公園(mixi メンバーのみ)
- アメリカ国立公園ガイド(mixi メンバーのみ)


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■ 2006年6月12日(月)







Obrycki's
前日ボルチモアに帰ってきたけど、泊まったところはボルチモアの空港近くのホテル。いま住んでるのは1BR (リビングとベッドルームの2部屋ある)で広いから、ホテルなんて取らないで簡易ベッドを借りてくれば大丈夫だよ、と両親に言ったけど、下の住人が異常なほど音に神経質だったりねずみハウスだったりで結局ホテルに宿泊。この日は朝9時からの日本対オーストラリア戦に備えて早めにホテルを出発、我が家にて日本戦観戦!・・・そして朝から一気にモチベーション低下。その後、大学のラボに行って簡単なハプティック・デバイスやダ・ビンチのデモ実演。せっかくなので先生に紹介しようと思ったけど、年次会ミーティングで忙しくて会えず。後日、母親が持ってきた麻でできた浴用タオルをプレゼントしたら、「綺麗なスカーフね!」と日本語が読めないから思いっきり勘違いしてた。でも昔習ったカタカナはまだ少し覚えてるそうで、ヘルシータオルってのは読めた。外来語は大抵カタカナなので、ヘルシー → healthy、タオル → towel と音から連想できてちょっとだけわかりやすいそうだ。へー、なるほど。

昼食は McCormick & Schmick's にて。うーん、両親の反応はいまいち。。まぁ確かにちょっと味が濃かったけど。その後、当初はマクヘンリー要塞(Fort McHenry)に行く予定だったけど、前日のゲティスバーグでアメリカ史の知識がまったくなくて懲りたので行き先変更。ちなみにマクヘンリー要塞は、アメリカ独立戦争の重要な拠点であり、星条旗とアメリカ国歌が生まれた地。ボルチモアのダウンタウンから結構近い(まだ一度も行ってないけど)。向かったところは歯科博物館(The National Museum of Dentistry)。名前だけだとマイナーっぽそうだけど、一応スミソニアン博物館の系列だそうだ。ただし普通のスミソニアン博物館と違って入場料は少し掛かる。ところが行ってみると、営業時間が10時~16時(日曜は13~16時)と非常に短く、さらに毎週月・火曜は休館日だった。ちょっと下調べが足りなかった。どうりで周りの路上駐車スペースが16時までしか止められないわけだ。

急遽、ベーブ・ルース生家に行き先を変更。ボルチモア・オリオールズの本拠地、カムデンヤードの Sports Legends という博物館とそこから数ブロック離れた生家の両方とも入場料が掛かる。しかも両方ともあまり安くない。生家だけ入ることにして、大して広くないので1時間ちょっとで見て回れる。もちろんバッターとしては714本のホームランが有名だけど、今回初めて知ったのが、レッドソックスにいたときまで、彼はピッチャーとしても大活躍してたそうだ。館内で昔の映像も流れてたけど、小太りな彼(失礼)がそんな偉大な選手だったってのがあまり信じられない。他に知ったことは、もともとルース家はペンシルバニア・ダッチ(← 3日目参照)だったとか、彼は二度結婚していたとか、最高を意味する形容詞 ruthian なんてあったりとか(もちろん造語)。

ベーブ・ルース生家の後はボルチモア観光の基本、インナーハーバーをぶらぶらし、夕食までの時間潰し&お土産購入タイム。そして夜はメリーランド州名物のブルークラブ。ブルークラブはその名の通り青いけど、茹でると赤くなってしまうから結局わからない。今回行ったのはボルチモア一と言われる Obrycki's という店。ちょっと店が変な場所(=周りの治安がよくなさそう)にあるけど、評判通りよかった。しかも通常は1ダースからなのに、半ダースだけ注文したら金額が半額になった。2年前、ブルークラブを食べて蕁麻疹が発症したことがあって、実は蒸し蟹を食べるのはそれ以来だったのでちょっとドキドキしたけど、今回は何事もなかった。あのときは Old Bay Seasoning という蟹にまぶす調味料が原因だと思ったけど、少し古かったのかもしれない。ちなみにこれは steamed hard-shell crab と呼ばれる蒸し蟹で、脱皮したばかりの蟹 soft shell crab は殻ごとそのまま食べられる。別の種類かと思ってたけど、(少なくともここら辺では)両方ともブルークラブだそうだ。


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■ 2006年6月11日(日)

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SESAME MARINATED DUCK
この日はニュージャージーからボルチモアへの移動日。せっかくなのでどこかに寄っていく計画を立てていた。でも1日目の迷走ぶりから、ゲティスバーグに行くかもう少し道がわかりやすそうなランカスターのアーミッシュ村にするか迷う。本当はフィラデルフィアがいいんだけど、自分は2年前に行ったし、ほとんど見て回る時間がなさそうなので却下。結局、当初の予定通りゲティスバーグに行くことに決定。経路によるのかもしれないけど、Google Maps だとちょっと細かすぎて逆にわかりづらい。Map Quest だと余計な情報は省かれてたので、念のため両方のプリントアウトを持参。

ニュージャージーのいとこ宅からゲティスバーグまでは190マイル、4時間ドライブ。US-22 W & I-78 W を120マイルくらい走るんだけど、I-95 に比べるとみんな結構安全運転な雰囲気。自分より速い車がいればいいんだけど、自分が最高速車だと捕まる確率が高いので周りに合わせた。でも I-95 に比べてほとんどパトカーがいなかった。途中気になったのが、都市名に ***burg/burgh がとっても多かったこと。ウィキペディアによれば、

ドイツ語で Burg は都市・城を意味し、また、-burg は、ドイツ語・オランダ語・アフリカーンス語で町を意味する接尾辞である。英語の -burgh も同様。

とのこと。行けなかったランカスターのアーミッシュ村ではペンシルバニア・ダッチと呼ばれるドイツ語の一種が話されているそうだ。なんでダッチなのにドイツ語?って父親に訊かれてわからなかったけど、これまたウィキペディアによれば、Dutch (オランダ語)とはまったく無関係で、Dutch は古くはドイツ語・ドイツ人を指したそうだ。ということで、なんでペンシルバニアはこんなにドイツと深い関係なんだろう?

結局道に迷うことなく順調に進み、3時間半でゲティスバーグに到着。ゲティスバーグを見て回るには最低3時間必要、とオフィシャルサイトには書かれていて、夕方の出発まで3時間強ほど時間があったのでちょうどよかった。ビジターセンターに行ってマイカーで回るセルフガイドツアーの地図をもらい、自分の車で回り始める。でもこれがまずかった。周りを見渡すとほとんどがアメリカ人。アジア系もスペイン系も全然いない。そう、ゲティスバーグはアメリカ史にとって重要な地だけど、アメリカ史を知らないとまったく楽しめないところ。ここでアメリカの歴史を垣間見ようと思ってたけど、そんな考えは甘かった。結局北海道みたいな広大な原っぱを見て回って終了。英語ツアーでも頼んだほうがまだましだったと思う。ランカスターに行ってればあまり基礎知識なくても見て楽しめたので、アーミッシュ村の方がよかったかもしれない。

一番気掛かりだったのは、ゲティスバーグからボルチモアまでの道のり。地図を見ると大きなフリーウェイがないので Google Maps の道順案内を見たら帰れる自信がなかった。でも Map Quest だと比較的単純。実際、一箇所間違ってすぐ気付いた程度で、そんなに込み入ってなかった。というわけで、長距離ドライブの際は色々な地図を見比べてみるといいと思う。

ゲティスバーグ-ボルチモア間は60マイル、1時間半。予定より早く着いたので、大学キャンパス北側の高級住宅街を回る。ほんの1ブロックで雰囲気(治安)が変わる、というのを両親が目の当たりにしてびっくりしていた。自分も日本でそう聞いたけど、実際自分の目で見るまで全然わからなかった。その後キャンパスを少し散策。日曜で人がいないからか、かなりの数のウサギを目撃。その後、ボルチモアではお勧めの東欧レストラン Ze Mean Bean Cafe で夕食を食べる。最後のデザートでなんとか面目を保ったけど、サラダとかメインはあまり両親の口に合わなかった様子。確かに前回来たときほど当たりとは思わなかったけど、それでもうーん。。。


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■ 2006年6月10日(土)

View of Manhattan from a ferry

View from Top of The Rock

Security Council Room

King Kalbi at Woo Chon
週末なのでいとこ夫妻がニューヨーク市内を案内してくれることになった。両親はすでに一度来ていて、自分も何回か来ている。そんな今回の観光地はトップ・オブ・ザ・ロックと国連本部。でもその前に日本食品店ミツワで恒例のお買い物。あの『日本のスーパー』みたいな雰囲気はミツワならでは。ちなみに去年行ったときは、ミツワ内のらーめん山頭火で食べた。

フェリーに乗ってハドソン川を渡り、ニュージャージーからニューヨークへ。そこから無料シャトルでマンハッタンまで行ける。フェリー代にシャトルバスの代金も含まれてるからとのことで、帰りもマンハッタンからフェリー乗り場まで無料で戻ってこられる。

トップ・オブ・ザ・ロック(Top of The Rock)は1933年に展望台がオープンしたけど、2005年秋に20年ぶりに一般公開が復活したそうだ。70階(260m)から見渡すニューヨークの街並みは凄いの一言。風が強かったおかげでもやがかってなく、非常に見晴らしがよかった。エンパイアステート・ビルの説明に、King Kong is Here (映画『キング・コング』で)と書かれていた。年中無休で営業時間は朝8時から深夜12時(最終エレベータは午後11時)まで。オンラインで入場時間指定のチケットを買えるとのこと。ニューヨークの夜景が見たい方はオンラインで購入しておくときっと便利だと思う。

その後、サンドイッチ屋に入り昼食をとる。飲み物にレモネードっぽいものを注文し、それを一口飲んだ両親が「ちょっと味が変だね」と二人揃って言った。自分にとってはまったくもって普通の味。この後も二人から繰り出される「ちょっと変な味」発言に、どうやらこの2年間で自分の味覚もアメリカ色に染まってきたことを痛感する。でも美味しい日本食は美味しいままなので、アメリカ生活で味覚の許容範囲が広くなった、と自分に言い聞かせている。日本に一時帰国した友人が彼の友達にハグしようとして冷たい視線を浴びたってのよりは全然マシかな。

さて、少し遅い昼食を取り終えた後は国連本部へ。この日は加盟国の国旗が揚がっていない。ツアー時に訊いた話によれば、国旗が掲げられるのは平日で天気のいい日だけとのこと。英語のツアーは団体でなければ特に予約が必要ないそうだけど、その他の言語のツアーは当日の朝にならないとわからないとのこと(→ FAQ 2番目参照)。朝、いとこが電話確認してくれたら、ちょうどこの日は日本語ツアーがあってよかった。約1時間のツアーで、安全保障理事会会議室や総会ホールなどを回る。恥ずかしながら、国連公用語にアラビア語が入ってるなんて初めて知った(その他は、英語・フランス語・スペイン語・ロシア語・中国語)。

夜はいとこの旦那さんマイクお気に入りの韓国料理屋 Woo Chon. 2年前のニューヨーク観光時も連れてきてもらったけど、ここの焼肉は絶品!日本人が多かったから、旅行ガイドにも載ってるのかもしれない。


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■ 2006年6月9日(金)

待ちに待った FIFA ワールドカップ開幕日!そして両親がアメリカを訪ねてくる日。最初、両親をニューヨークの JFK 国際空港まで向かいに行き、その後ニュージャージーのいとこ夫妻宅まで行く。Google Maps によれば、ここボルチモアから JFK まではちょうど200マイル、所要時間約4時間。到着が夕方4時の予定で、渋滞を考慮して5時間強を引き、午前11時前に出る計画を立てる。残った仕事の処理と部屋の掃除がなかなか終わらず、結局いつもどおり大幅に遅れて午後1時に出発。ドイツ対コスタリカ戦前半を見てから出発したのではなく、掃除がなかなか終わらなかったので結果的に前半を見られただけ、だと思う。







そこからは珍しく非常に快調なドライブ。I-95 から JFK に進む I-278 の直前まで3時間弱しか掛からなかった。そのままうまくいけば、両親の入国審査が終わって出てくる頃にちょうど間に合うかと思ったけど、ここからが事件の始まり。Staten Island と Brooklyn を結ぶ I-278 の Verrazano-Narrows Bridge を渡った後に Belt Pkwy E. へ行くはずだったけど、Belt Pkwy への出口を Belt Pkwy からの出口と誤り、そのまま I-278 でブルックリン中心街へ。途中で異変に気付き引き返し、道を尋ねて Belt Pkwy へ戻る。その後は一本なので迷うことなく JFK へ。金曜夕方ということもあってか、Belt Pkwy は結構混んでた。空港に入って気付いたこと、そういえばどのターミナルに到着するのか確認してなかった。走りながらどの航空会社がどのターミナルかを標識で確認できるけど、なぜかお目当てのユナイテッドが見つからず。帰りにもちらっと確認したけど、Terminal 7 に United Airlines の文字が見つからず。会社の大きさから考えて表示なしなんてことはないと思うし単なる自分の見過ごしだと思うんだけど。。

結局無事会えたのは両親が待ちくたびれた午後5時45分。次なる目的地のいとこ宅は JFK から37マイル、1時間強。もと来た Belt Pkwy, I-278 を戻り、ニュージャージーの Elizabeth というところに差し掛かる。ここから第二弾の始まり。大雑把な地図だと大きなサークルを1/4回って一直線な道路を走れば着くように見えたけど、Goole Maps の指示を読むと道の名前がめまぐるしく変わっている。そしてナビは初めて英語の地図を読む父親。いまじゃ自分はすっかり Google Maps に慣れてしまったけど、確かに初めて見たら何がなんだかわからないだろう。そんなわけで、サークルを回るはずが大きくそれて明後日の方向へと進んでいく。途中ガソリンスタンドで従業員に訊くと、全然周辺の地理がわかってないスペイン系人。でも運良く警官を発見。地図を見せてもよくわかってないけど、その代わり口頭でかなり詳しく伝えてくれた。いま思えば、いとこ宅近くの大通りじゃなくて元の経路に戻る通りを訊けばよかった。そのあとは少し走っては道を尋ね、の繰り返し。いとこ宅の近くは近くだけど、一体どこにいるのかさっぱり検討がつかない。たまらずいとこ夫妻に迎えに来てのヘルプコール。そんなこんなで、みんな疲れきってようやく到着。いとこがテレビで見て作ったという、ようやくありつけた冷やし中華そば(本当に蕎麦を使って通常の冷やし中華よりさっぱり)の夕食がとてもおいしかった。

今回知ったこと。高速道路の出口番号は連番(例えば Exit 17 の次は 18, 19, 20, ... と続く)と思っていたけど、少なくともブルックリンには片側にしか Exit 19 がない場所があってびっくりした。つまり、南行きには Exit 19 があるけど、北行きだと Exit 18 の次が Exit 20 だったりとか。19番出口で降りたいとびっくりする(結局道違いだったけど)。そして今回学んだこと。同じ道でも道路の名前が変わるのは知っていたけど、迷った周辺にはそんなところが多々あったり、名前は同じ道路なのに全然違う道だったり(つまり、近くの地域に同じ名前の道路がいくつかあったり)ってことが想像以上に多かったこと。こういうとき、GPS 付き携帯で Google Maps とか見られたら便利なんだろうけど。それならカーナビだろって思うけど、アメリカでカーナビ付けてる人を今まで一人も見たことがない。みんな周りが学生だから?


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6/9 のサッカーワールドカップ開始とともに両親がアメリカに遊びに来たため、昨日までニューヨーク&ニュージャージー → ゲティスバーグ → ボルチモア → グランドキャニオンと、短いながらもアメリカ旅行してました。今日は朝からサッカーに釘付け。これからの研究が思いやられる。。旅行記&写真はまた後ほど。

今日、久しぶりにいつもと違うスーパーに買い物に行くと、一晩わずか$1で DVD を借りられる redbox なるものを発見。1年ほど前からこのサービスは始まっていたみたい。自動販売機みたいなのがあって、そこで好きな DVD を選択してお金を入れるだけ。翌日返却するとき、同じ場所じゃなくてもいいそうだ。州を越えても構わないとか。毎週火曜に最新作を更新するとのことで、これは結構使えそう。基本的にスーパーやマクドナルドに設置してるけど、順次拡大中とのこと。ちなみに今日見つけたのは 33rd 沿いの Giant の中。

● 参考
California Sky - アメリカのビジネスと株を考える - :マクドナルドとDVD
The next evolutionary step in DVD rentals: Redbox (英語)

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ちょうど1週間前、指導教官のアリソンがアシスタント・プロフェッサーからアソシエイト・プロフェッサーに昇進し、テニュア(終身雇用権)も取得した。日本だと一部の大学を除いて終身雇用が保障されているけど、アメリカの大学の場合、アシスタント・プロフェッサーからアソシエイト・プロフェッサーへ上がるとき、ようやく終身雇用が保障されることが多い。だから博士号を取ってめでたく教授職を得たとしても、(大学・専攻によって期間は異なるけど)最初の5~7年間で十分な成果をあげられない場合クビになってしまう。そうするとその先生についてる学生は指導教官を失うのでかなり大変。行きたい大学院を選ぶとき、その教官がテニュアを持ってるかも少し重要な要素になってくる。

アリソンがテニュアを取った直後は、「まぁ当然嬉しいけど、そんな大きなパーティーを開くようなことでもないから」とそんな感じだった。お隣のコンピュータサイエンスだと専攻でパーティーを開くそうだけど、ウチの機械工学科はそういうイベントはないらしい。そんなわけで、大学教授としては重要なマイルストーンだし、やっぱりだた「おめでとう!」と言うだけよりちゃんとお祝いしようという話が出て、サプライズパーティーを企画した。今年の夏休み中毎週木曜は研究室みんなでお昼を食べることになっている。12時になるとアリソンがラボに学生を誘いに来る。毎週木曜11~12時まではちょうど自分の個別ミーティングの時間なので、みんなには11時45分頃からラボでパーティーの準備を進めてもらい、自分が12時ぎりぎりまでミーティングを引っ張って、その後みんなをランチに誘うふうを装ってアリソンをラボに連れて行くことにした。

事前に何人かの教授に招待状メールを送った際、ある先生から部分的に情報が漏れてしまったらしい。だからアリソンは「今週のいつ頃かに何かイベントがある」というのを感づいてたそうで、本当のサプライズパーティーではなくなってしまったけど、とっても喜んでくれたのでこちらとしても嬉しかった。ちなみにみんなでプレゼントしたのは、ちっちゃなアカデミックツリー。デコレーションはコンピュータサイエンスのトイレから拝借したトイレットペーパー。。

● 関連
Professors in the US ← 日米の大学教授の違いに関して
Life On The Tenure Track: Lessons From The First Year

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昨日の昼過ぎ、学科のメーリングリストで、場所・時間限定の映画タダ券が大量にあるから興味ある人はぜひ、とのメールが回ってきた。車で20~30分の White Marsh というモールにある映画館で19時半開演の An Inconvenient Truth(邦題:不都合な真実)という、クリントン政権で副大統領を務めた(&2000年大統領選でブッシュに曰く付きで負けた)アル・ゴアが地球温暖化について訴えるドキュメンタリー映画。個人的にはとっても興味があるので友人を誘って行ってきた。


アメリカ全体で考えると、『環境問題後進国』というのはちょっと生活してみればすぐに感じる(でも特定地域は他国顔負けのエコ推進地域もあるそうだ)。この前ラボ友人宅で BBQ があったとき、自分の指導教官が「ウチのだんなは地球温暖化を信じてない」と言っていたのを聞いてびっくりした。その旦那さんはウチの学科で流体力学専門のアシスタント・プロフェッサーで、彼の考えるモデルでは地球の温暖化が証明できないから、というのが理由だそうだけど、日本の理系大学教授で地球温暖化に異を唱える人なんてほとんどいなさそう(去年の卒業式、アル・ゴアの話に関心がなかったのもそのためかも?)。そして他のアメリカ人学生もほとんど興味がなさそうだった。でも、昨年 PhD を取って卒業したアメリカ人のラボ仲間がいまスイスの大学でポスドクをしているけど、彼はスイスで1年弱生活して地球温暖化を信じるようになった、と夫婦揃って言っていた。もちろんこれが典型的なアメリカ人の反応とは言い切れないけど、でも日本がクールビズと言ってネクタイ外してクーラーの設定温度で盛り上がってる一方で、アメリカは大抵どこの建物も(人がいなくても)風邪引くくらい冷房掛け過ぎの現状を考えると、やっぱり『環境問題後進国』と考えざるを得ない。

さて肝心の映画の内容だけど、基本的にゴアが今まで地球温暖化に関して1,000回にも及ぶ講演を行ってきたものをメインに映像化したもの、という構成。近年の地球全体の平均気温の上昇、年間最高気温がこの十数年にほとんど記録されていること、キリマンジャロなどの氷河がどんどん溶けていたり、二酸化炭素の割合がどう変わっているかといった科学的なデータをもとに、効果的な映像を駆使して聴衆を引き込むトークで1時間半語り進められる。他にも溺れている北極グマが近年目撃されるようになったことや、近年の査読された928編の科学論文で温暖化の原因が人類であることを否定しているのはゼロなのに対し、(アメリカだけか世界でかはわからないけど)一般大衆誌では53%も地球温暖化は未解明、としている点なども語られている。ところどころ、データとしては正しいんだろうけど、その示し方・他との関連付け方として本当に正しいかどうか少し疑問に思うところもあったけど、地球温暖化は徐々に進行していると警鐘を鳴らすためにはくどくてもいいのかもしれない(そんなわけで映画は1時間半強だったけど、ちょっと途中で『胃もたれ』気味になって2時間超に感じた)。

また、ゴアの人生を紹介するエピソードもいくつか組み込まれているので、温暖化のことを全面に押し出しつつも、どこか政治的な匂いも感じてしまう。そのため、華氏911では本人の意思に関係なく主演:ジョージ・ブッシュとなったけど、この『不都合な真実』はむしろ自ら主演:アル・ゴアを売りにしているように見える。実際、この映画の話題の一つに、ゴアが2008年の大統領選に立候補するか、というのがあるようだし。ちなみにブッシュ政権は温暖化を否定しているのではなく、温暖化の原因が人類なのか自然現象なのかわかっていないから放置、というスタンスらしい。この映画を見るか?と訊かれたブッシュ大統領、しばらく苦笑いした後に一言、"Doubt it."(多分見ないよ)と答えていた。

このようなアメリカの温暖化に対する現状を考えると、ホワイトバンドの趣旨が思い出される。ホワイトバンドは、貧困をなくすためには個人レベルの募金では焼け石に水なので国家レベルで動かないと解決できない、そのために一人一人がホワイトバンドを身に付けてアピールしよう、という感じだった。これをアメリカでの地球温暖化問題に置き換えると、個人個人で温暖化に対する意識を高め、国家レベルで(つまり環境問題をしっかり考える大統領を選出するよう)進めよう、という考え方ができる。また結局のところ、こういうのを見る人はもともと環境問題に興味がある人であって、そもそも温暖化について考えてない人が観る可能性はかなり低い。そんなわけで、温暖化のみに焦点を置くより、主演:アル・ゴアみたいな映画でもありかな、と思った。


【アメリカ在住の方へお知らせ】
この映画を見た者の使命(?)として、この映画を広める責務があるようです。場所も時間も非常に限られて上映されるけど、ぜひ都合がよければ映画館に足を運んでみて下さい。詳しい日程等はこちらでどうぞ。ボルチモアでは、6/9(金)に Charles Theater で上映。日本で公開されるかはいまのところ不明。。


● 関連ブログ
- 深夜のNews:An Inconvenient Truth
- パンダとそらまめ:An Inconvenient Truth with アル・ゴア
- 温暖化いろいろ:アル・ゴアのフライング?キャンペーン
- オフィシャルサイトのブログ(英語)

● 関連ビデオクリップ(英語)
- Break the Addiction: An Inconvenient Truth (MTV.com)
(右側の "Watch An Inconvenient Truth PSA's" で30分のビデオが見られる。)
- 5/31 CBS Early Show
- CEI: We Call It Life
(温暖化に真っ向から反対していて、ゴアこそ二酸化炭素をたくさん排出していると皮肉っている。)

● もう少し突っ込んだ解説など
- ウィキペディア:地球温暖化
- 温暖化問題:基礎知識FAQ ←科学的観点から
- 田中宇の国際ニュース解説:地球温暖化問題の歪曲 ←政治的観点から

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