July 2006 Archives

今度引っ越す(というかもう昨日引っ越した)家のオーナーは、同期入学の同じ専攻のアメリカ人S。もちろんローンを組んで買ったみたいだけど、大学院生が家を買うなんて日本じゃ考えられない。さて、彼女は時々教会に行くそうで、教会は地域のちょっとした出会いの場になってるそうだ。というのは、いくつかのグループごとにわかれて、そのグループのメンバーを夕食に招くイベントがあるとのこと。今週水曜日がSの誕生日だったため、彼女はインナーハーバー近くの一等地にある家に誕生日ディナーに招かれた。その招待者の息子が日本に6年ほど住んでいるとのことで、Sはそれなら日本人を連れて行く、と自分を誘ってくれた。その家は rowhouse で一戸建てではないのだけど、至るところに高価な絵画や貴金属が飾られていて、映画に出てきそうな感じのとても豪華な家だった。

日本に6年住んでいる息子はイアンといって、ドキュメンタリー映画の監督をしているとのこと。最初3年間は栃木にいて、いまは東京港区の白金高輪に住んでいる。ボルチモアに来る前に自分が住んでたのは港区芝浦で、白金高輪までは自転車で10分程度。世間は狭い。いま、彼は3年ぶりにアメリカに帰ってきているそうだ。かなり日本が気に入ったようで、この日は日本食のオンパレード。てっきりアメリカの伝統的な夕食かと思っていたのでびっくりした。

まず最初に出てきたのはキリン一番搾り、つまみは枝豆・柿ピー・わさび豆。その後、何種類かの寿司(こっちでは巻き物も寿司と呼ぶ)が振舞われ、その後に本格的なディナーのスタート。冷やし中華、冷やしトマトサラダ、ゴボウの漬物、揚げだし豆腐、油揚げにしょうが&大根おろしをのせたもの、風呂吹き大根、そしてみそ汁。最後のデザートには芋ようかんとキットカット宇治抹茶味、そして玄米緑茶。メインディナーはすべて彼の手作りで、漬物以外は3時間弱で7人分作ったとのこと。もう一組招かれたカップルがベジタリアンだったため、それを考慮してこのメニューになったんだそうだ(寿司だけベジタリアン用、つまり魚なしの巻き物、を用意していた)。イアンはベジタリアンじゃないのにこんなメニューが簡単に作れてしまう、もう凄いの一言しか出てこない。こういうのを目の当たりにすると、25年も日本に住んでて揚げ出し豆腐も風呂吹き大根も作ったことがない自分がかなり恥ずかしくなってくる。。

以下、順不同に彼が言っていた日本・日本人に対する面白かった発言:


  • このディナー中、イアンは大したものじゃないけど召し上がってくださいと言って料理を提供し、みんながこの料理はすごい!と褒めると、決まって No, No と答えた。日本人は褒められても謙遜しなければならないからとのこと。
  • 栃木の居酒屋では「ねーちゃん、生!」で通じたのに、東京で同じセリフを言ったら怪訝な顔をされた。東京では「すみません、生ビールください」と丁寧に頼まなければいけない。 ← もちろん店によると思うけど。
  • 日本では酒の席でのことは大抵許される。上司に文句を言っても大丈夫(?)。友人宅に招かれて酔っても、ソファに寝ていいよと、とても親切に介抱してくれる(アメリカじゃ招かれて酔っ払うのはあり得ない)。
  • ○○は体にいいよ、健康にいいから食べてごらん、とよく勧められたらしい。体に良い食品をみんなよく知ってるけど、どこにどういう風にいいのか訊いてみると実はみんなあまり知らない。
  • 特に若い女の子は、医者や専門家が言うことより雑誌の占いとかの方を信じる。



  • ちなみに、イアンの作った(確か)イギリス南西部にある街に住むドラッグ中毒の女性とその息子を描いたドキュメンタリー映画 the ballad of vicki and jakeVisions du Réel, Festival International de Cinéma というコンテストで賞を取ったそうだ。映画を買ってくれる会社を探すのも重要だけど、次回作の出資者を探す方がもっと重要らしい。

    ● 関連
    イアンのブログ: documenting ian

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    ニューヨークやサンフランシスコなどの大都市で、有名どころがスペシャルメニューを特別価格で提供するレストランウィークと呼ばれるイベントがあるそうだ。ボルチモアでは今年初めて、今週の24(月)から28(金)まで、一部は来週まで行うとのこと。ディナーだと一律$30(飲み物、税、チップは別)、ランチは一部のみで$20。普段は高くて近寄りがたいレストランに行く絶好のチャンス!
    Baltimore Restaurant Week

    Restaurant Week Specials ← 開催地一覧

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    すっかり書くのを忘れていたけど、一昨年から始まった IEEE-RAS と IFRR 共催のサマースクールが今年も開催されます。2004年、イタリア・ヴォルテッラのテーマは Human Robot Interaction, 昨年は東京にて Robot Design, そして今年はフランス・パリで Haptic Interaction と、いきなり対象範囲を狭めた気がしないでもない。開催時期が 9/25-29 と、アメリカだと秋セメスターが始まっちゃうけど、もう授業のプレッシャーがそれほど大きくない&タダでパリに行けるので応募することにした。対象は PhD 課程の学生かポスドクで、定員は30名。つい最近正式発表したばかりなのに、募集締め切りは今月末31日。正式スケジュールはまだ発表されてないけど、実は隠しページがある。興味のある方はぜひパリでお会いしましょう(自分が通ればだけど)。

    ● 参考
    Robot.Mとの優雅な平日 (←9/19-23 の日記に昨年の様子が書かれています)

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    今朝 CNN のニュースを見ていたら、イスラエルの攻撃直前・直後の様子(だったと思う)が紹介されていた。その紹介された動画、14歳の少年が撮って、YouTube といういま話題の動画サイトにアップロードしたそうだ。イラク戦争が始ったとき、現地の情勢をマスコミよりも早くありのまま伝える手段としてブログが一躍脚光を浴びたけど、それから数年、今度は普通の人でも動画が簡単にアップロードできる時代になった。これからのマスコミの存在意義を考えると結構面白い。

    さて、スティーブ・ジョブズが昨年6月にスタンフォード大の卒業式でスピーチを行い、それが非常に話題になってることを以前書いたけど、iTunes でその音声ファイル・動画ファイルをダウンロードできることを研究留学ネットのエントリーで知った。早速ダウンロードしてみたけど、この動画ファイル結構重い。そこで YouTube で探してみたらやっぱりあった。

    前回も思ったけど、この場の聴衆からはそれほど感銘を受けた様子は伺えない。アメリカではほとんど見ることがない、原稿をひたすら読むスピーチだから?そんなわけで、個人的にはやっぱり音声ファイルの方が好きかな。

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    こうなると、とりあえずなんでも動画検索したくなってくる。びいさんが紹介している、アメリカスポーツ界最高と言われるジム・バルバーノのスピーチ、やっぱり YouTube にあった。

    うーん、やっぱり聴衆に語りかけるこういう話し方のほうが、思わずスタンディング・オベーションしたくなる。とてもじゃないけど、2ヶ月弱後に亡くなる方のスピーチとは思えない。ちなみに先ほどのびいさんのところで貴重な日本語訳が用意されています。


    ● 関連
    - Jim Valvano (Wikipedia)
    - V Foundation for Cancer Research

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    アメリカは理不尽なことがたくさん起きるけど、人の優しさに触れることもかなり多い。今日テレビを見ていたら、そんな心温まるシーンの CM があった。こういうのはぜひとも日本人(特に東京近郊に住んでる人)が見習って欲しいこと。ニューヨーカーとかボストニアンは結構冷たい、とアメリカ人の友達は言ってたけど。

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    最近進めているプロジェクトはかなり前に書いた Kinematic Error に関する研究で、ちょっと神経科学や心理学の要素も含まれる。幸いホプキンスの優秀な日本人の友人はそっち方面が多いので、以前少し話を聞かせてもらったりメールで訊ねたりお世話になった。このプロジェクト以外にもいまウチの研究室で行われてる研究で脳神経学に関するものがあるので、指導教官は前からあった共同研究の話に本腰を入れ、他専攻の二人の教授と本格的に lab exchange を始めることにした。この lab exchange とは、簡単に言えばお互いの研究室の学生が週に1回程度行き来すること。もちろん研究室全員じゃなくて、研究で関連がある学生のみだけど。まだ始ったばかりでどちらもまだお互いの研究室訪問しかしてないけど、これから本格的に始るので、どちらにも携わる自分としては結構楽しみ。

    このお互いの研究室訪問で面白かったのが、自分の研究分野ではやるのがなかなか難しいと思ってたことでも、違う分野の専門家から見たら「そんなの簡単だよ」という意見が出てくること。できないという前提で話を進めていたのが、そのアドバイスで一気に道が開ける。こういうのが異分野交流の醍醐味だと思う。病院・医学部が有名なジョンズ・ホプキンスで医療ロボットの研究に携わるのはもちろん大きいけど、神経科学や心理学でもかなり有名なので、そういう分野の人たちと気軽に共同研究できるのも非常に大きなメリットだと思う。

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    mixi でグランドサークルの情報収集をしていたとき、地球探検隊なる会社を知った。旅行会社ではあるけれど、よくあるパックツアーを販売してるような旅行代理店ではなく、社長を『隊長』、お客を『隊員』と呼びあってみんなで旅行を創り上げていく、心の冒険を楽しむ旅を販売している会社だそうだ。多国籍冒険ツアーと呼ばれる、名前の通り色々な国から参加者が集う現地集合・現地解散のツアー、大人の修学旅行と呼ばれる日本人版の冒険ツアーなどがあるとのこと。なんか聞いただけでもとっても面白そう。

    今年4月に起業10周年を記念して、隊長こと中村伸一氏が本を出版した。両親がアメリカに来るついでに買ってきてもらった。その名も、『感動を売る!「人とお金」が集まる仕事術』と、なんとも刺激的なタイトル。

    ビジネス書というよりは半自叙伝的に、ほぼ時系列に沿って語り進められていく。非常に読みやすい文体で、読者を最初から最後まで引き込む。大手旅行代理店と差別化を図るためのアイデア、オンリーワンであり続けるための経営手法、隊員たちとのコミュニケーション法、米国同時多発テロ危機の克服、そしてご自身が楽しんで感動を見つけながら働いてきた様子が熱く語られている。読み終わると、清々しさとともに非常にやる気が湧いてくる。この本からだけでも感動が伝わってくる。

    色々と共感することや勉強になることが多かったけど、特に印象に残っているのがチャレンジ精神を持ち続ける大切さ。偶然の話だけど、今年秋から高校水泳部の後輩がワシントン DC にある大学院に通う。彼は2つ下なので、ちょうど2年前にやってきた自分にだぶって見える。さらに偶然、同じく2つ下の水泳部後輩が現在アメリカを訪れている。彼女は先の見えない事務職をすっぱり諦め、自分探しの旅の真っ最中。自分がアメリカに来てちょうど2年目の6月30日、三人で DC で一緒に食事した。そのとき二人を見て、最近自分にはチャレンジ精神が欠けてる気がした。

    2年前、初めてのアメリカはすべてが新鮮だった。言葉・文化の違いを理解しようと、「もうこの瞬間は二度とおとずれない!」と常に言い聞かせ、一瞬一瞬を大事にできる限り多くのことにトライした。その甲斐あって色々なことに慣れた。自信も少しついた。でも、今まで非日常だった世界が日常の世界に変わって、以前のようなチャレンジ精神はなくなった。外界からの刺激が少なくなってそこで落ち着いてしまった。

    数日前、日米の友人からメールをもらった。かつて同じ教室で学んだ仲間がいまも頑張り続けている姿を知った。身近な人が頑張っていると、自分も負けずに頑張ろうというやる気がいつも以上に湧いてくる。そしてこの本を読んで、改めて人生チャレンジし続ける重要性を学んだ。相田みつを流に言えば、『一生勉強 一生青春』なのかな。夏休み残り2ヶ月、ちょっと欲張って色々とやってみよ。

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    3泊4日と非常に短かい期間だったけど、毎日が新鮮で驚きと感動の連続だった。ただ車に乗って見て回っただけなので、本来の大自然の楽しみ方とは違うだろうけど、短時間で多くを見て回る日本人的な観光にはぴったりなルートだったと思う(後で知ったけど、JTB が3泊4日でほぼ同じルートのツアーを出していた)。でも次回行くなら、自分の足で歩き回ってもっと多くの自然に触れたいけど。

    旅行中いくつか気が付いたことで、これから旅行する方にきっと役立つと思われる情報を挙げておきます。また、撮った写真をほぼ時系列で並べているのでぜひご覧ください(284枚もあるので、スライドショーは2~3秒くらいが適当)。では、安全に気をつけて楽しいご旅行を。

    - グランドサークル旅行の写真(サムネイルスライドショー


    宿は最後まで粘るべし
    何の予約でもそうだろうけど、直前になるとかなりの確率でキャンセル待ちが出る。最初にチェックしたときに空きがなかったからといって諦めないで、粘り強く(オフィシャルサイトで!)空きがないかチェックするべし。

    出発前にできる限りの情報収集を
    出発前にある程度の情報収集をしていたので困ることはなかったけど、それでももう少し念入りに調べておけばよかったと思った。詳細は旅行中にインターネットで調べようと思っていたけど、今回泊まったブライスキャニオンの Bryce Canyon Lodge, モニュメントバレーの Goulding's Lodge, グランドキャニオンの Yavapai Lodge, あとラスベガスの Bally'sの中で無料でインターネットが使えたのは Goulding's Lodge (しかも、フィットネスセンターでしか電波が入らない)だけ。まぁそんなの大自然の中だから、そもそも期待するのが間違ってるんだろうけど。逆に公園外のモーテル等に泊まった場合、インターネットサービスなどは充実してるかもしれない。

    大きくて詳しい地図があると便利
    そんなに込み入った道路ではないはずなので、今回カーナビは付けなかった。実際に迷うことはなかったけど、それでもある程度詳しく描かれた地図があったらより安心だった。何しろ Enterprise でもらった地図だけだったので。。アリゾナ州からの地図が非常に役立つと友人から聞いていたのでそれを持っていく予定だったけど、結局送られてこなかった。その友人曰く、アリゾナ州のみならずグランドサークルが網羅されているそうなので、手に入れば重宝すること間違いなし、とのこと。もちろん地図はそこら辺に売ってるけど、州毎の地図が多いのに州の境界ら辺が重要なので、役立つかどうかはちょっとわからない。むしろいい地図があれば、ぜひ教えてください。

    日中でもライトを点けるべし
    最近、昼間でもタクシーやバスはライトを点けている。アメリカだと一般車でも結構多くの人が点けている。ライト点灯が事故防止に絶大な効果があるとはあまり思っていないけど、今回の旅行はこの有用性を実感した。お互い一車線ずつの対向車線で前の車を追い抜くとき、対向車がどれくらい遠くにいるのか気になるところ。その対向車がライトを点けている場合、非常に距離感が掴みやすい。対向車もかなりのスピードを出しているので、ライトで距離を目算できるのは非常に助かるし、何より事故防止になる。

    ナバホ族居留地のアルコール販売
    ナバホ族は居留地内でのアルコール飲料販売を禁止しているそうだ(だからといって、彼らが飲まないわけではない)。グールディングス・ロッジのレストランで販売しているビールやワインはノンアルコールなのでご注意を。

    スピードの出しすぎにはご注意を
    とにかく何もないところなので、公園間を移動する時間を短縮したくてスピードを出しすぎる。でもところどころ警察が潜んでいるのでご用心。小さな町を通過する場合は制限が厳しく(時速30マイルとか)、パトカーもところどころで見掛けた。あと レイクパウエル付近のダムに警察がよくいるそうで、実際に何台か見掛けた。もちろん基本は安全運転だけど。ちなみに今回借りた Toyota 4Runner SR5, たまたま運転したのがそうだったのかわからないけど、この大きさなのにちょっとした横風や時速80マイルくらいの走行でかなり不安定だった。世界のトヨタなのにちょっと信じられない。



    【2006年夏アメリカ旅行記】
    1日目:ボルチモア → JFK 国際空港 → いとこ夫妻宅
    2日目:NYC 散策
    3日目:NJ → ゲティスバーグ → ボルチモア
    4日目:ボルチモア散策

    グランドサークル旅行計画
    5日目:BWI → LAS → ザイオン → ブライスキャニオン
    6日目:ブライス → アンテロープ → モニュメントバレー
    7日目:モニュメントバレー → グランドキャニオン
    8日目:グランドキャニオン → ラスベガス
    9日目:ラスベガス → ボルチモア
    後日談:映画『カーズ』
    これからグランドサークルに行かれる方へ

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    <注> 若干、映画のネタばれ含んでます。

    グランドサークル旅行から帰ってきて1週間もたたないうち、友人と映画を観に行くことになった。何か面白い映画を物色するために予告編を見ていたら、グランドキャニオンっぽい映像が流れた。でもアニメかと思っていたら、ピクサーの作った Cars (邦題:カーズ)という映画であることが判明。ピクサー作品はアニメと言っても質が高く、笑いあり感動あり何らかのメッセージありと、いつも予想を上回る映画を作ってくる。

    カーズの登場人物(?)はその名の通りすべて車。主人公のライトニング・マックィーンはピストン・カップという伝統あるレースで期待されるルーキー。実力も人気もあるけれど、あまり周囲には気を配らず、少し天狗になっているところがある。三つ巴に終わったレースの勝敗を決するため、カリフォルニアで行われるレースに搬送される途中、アクシデントである寂れた田舎町に迷い込む。そこはラジエーター・スプリングスと呼ばれるルート66号線沿いの町。

    このルート66がとても引っ掛かった。先日の旅行記でも触れたとおり、旅行の準備をしていたとき、なぜルート66が人気なのかまったくわからなかった。そこでちょっと調べてみた。一言で表せば、ルート66とは古き良き時代のアメリカの象徴だそうだ。1926年に開通し、シカゴからロサンゼルスまでの2,448マイル(3,939 km)の高速道路だったけど、Interstate Highway と呼ばれる州間を突き抜ける高速道路の普及と共にその存在価値が薄れ、1985年には正式な地図からはすべて消えてしまったそうだ。ところが1990年頃から復興の動きが出始め、今日ではそのルートの一部が Historic Route 66 として人々に愛され続けているとのこと。

    さて映画の話に戻って、このラジエーター・スプリングス、なぜこんなに寂れてしまったのかの回想シーンがある。この仮想上の田舎町が存在するとされるのは、ラスベガスからグランドキャニオン サウスリムへ行く途中(Kingman と Seligman の間あたり)にある。ただしルート66を通ればの話。今では I-40 という車線数が多くてルート66を通るよりも距離が短い高速道路ができてしまったので、時間短縮のためには I-40 を通った方が早い。特別な目的がない限りみんな I-40 を通る。かつて活気に満ちていた町は、I-40 の普及と共に客足が途絶え、そして忘れられた町となった。そんな回想シーンが(確か)ナレーションなしで流れる。グランドキャニオンからラスベガスに帰る際、自分はまったく同じ判断をした(ルート66は遠回りなので I-40 を通った)ので、なんだか大きなショックを受けてちょっと胸が痛くなった。

    その続きは映画を観て頂くとして、同じような経験のある方や、むしろルート66を通った方にはより一層楽しめる映画だと思う。もちろんこれまでの作品を上回る CG のクオリティや映画に込められたメッセージなど、ここら辺に行ったことがなくても十分楽しめるおすすめの映画。アメリカは6/9スタートなのでもう終わってしまうけど、日本は7/1封切なのでまだまだこれから。時間があればぜひどうぞ。


    ● 関連
    - カーズ日本語公式ウェブサイト
    - Wikipedia: U.S. Route 66
    - The Mother Road: Historic Route 66
    - Route 66 News » A Route 66 guide to the "Cars" movie ← いわゆる『ロケ地』特集



    【2006年夏アメリカ旅行記】
    1日目:ボルチモア → JFK 国際空港 → いとこ夫妻宅
    2日目:NYC 散策
    3日目:NJ → ゲティスバーグ → ボルチモア
    4日目:ボルチモア散策

    グランドサークル旅行計画
    5日目:BWI → LAS → ザイオン → ブライスキャニオン
    6日目:ブライス → アンテロープ → モニュメントバレー
    7日目:モニュメントバレー → グランドキャニオン
    8日目:グランドキャニオン → ラスベガス
    9日目:ラスベガス → ボルチモア
    後日談:映画『カーズ』
    これからグランドサークルに行かれる方へ

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    ■ 2006年6月17日(土)

    Venetian gondola ride

    sCIMG4253

    Atlantis

    Caesar's Palace

    Bellagio Fountains

    Paris fountain

    あっという間の9日間が過ぎ、朝7時半の便で帰る両親を送るためラスベガス空港へ。結局この日も早起きだったので、4日連続朝日を見たことになる。空港の短期用パーキングに止めたときびっくりしたのが、フロアの名前がホテル名だったこと。駐車場が大きいと自分の車をどこに止めたのかわからなくなるので、例えば 2B みたいに、2階のBエリアみたいな表示がある(エレベータにカードが置いてあるところもあるので、これを持っていれば万が一忘れても大丈夫)。それが空港の駐車場はホテルの名前だったので、なんで駐車場からホテルに繋がってるの??と一瞬混乱してしまった。

    両親見送った後、再びホテルに戻る。二度寝しようかと思ったけど、夕方4時の便で帰るまでの貴重な時間なので、それまでにどこを回るか計画を立てる。・・つもりだったけど、テレビでアルゼンチン対セルビア・モンテネグロ戦を見始めたら止まらなくなり、結局チェックアウトぎりぎりまでいることに。

    そして11時前、ホテルをチェックアウトしてレンタカーを返却しに空港隣の Enterprise へ。朝すべて身支度して空港に出掛け、両親を送った後にさっさと返せばよかった。夕方の便まで再びストリップに戻って散策をしたかったので、ホテルのロビーで荷物のことを訊いてみたら無料で預かってくれるとのこと。他のホテルでも普通なのかもしれないけど、チェックイン前・チェックアウト後の荷物をしっかりと預かってくれるサービスはとてもいい。もちろん無料とは言っても、チップは渡したけど。

    車返却後、エンタープライズの従業員に再びストリップまで送ってもらい、各ホテル&無料アトラクション巡りを始める。それにしてもラスベガスは暑くて乾燥してるので水がないと辛い。ハイキングをしなかったから偉そうなことは言えないけど、ラスベガスはどこの国立公園よりも水が必需品な気がした(でも普通はバスやトラムに乗って、ストリップをずっと歩き続けないらしい)。ところどころ路上で冷えたミネラルウォーターを売ってるけど、ある人は無料で大量のミネラルウォーターを配ってた。カジノで儲けたのかな。

    昼間やってる無料アトラクションは大抵1時間ごとなので、2つ見ようと思うとまた1時間待つ必要がある。だから結局1つしか見られなかった。結局、サーカスサーカスの方まで歩いたりショッピングモールをぶらぶらして終了。

    昼はインペリアル・パレス内のエンペラーズ・バッフェ。あとで調べたら結構ネガティブな意見とまぁそんなに悪くないよって意見があったけど、自分は後者側の意見。普通では。種類はそんなに多くなかったけど、味はまぁまぁだったと思う(アメリカ味覚になっちゃったから?)。オムレツを目の前で作ってくれるのも嬉しい。でも値段が税込みで$14でオムレツでチップを渡すのを考えたら、やっぱり値段的にはちょっと高いかも。照明も少し暗めだったし。ということで、少しネガティブな評価になってしまった。

    その後、ニューヨークニューヨークや MGM グランドのライオンを見に行こうかと思ったけど、意外に時間が押してたので、バリーズに戻って荷物を受け取りラスベガス空港へ。地図で見ると空港までかなり近いと思ったけど、バリーズからタクシーで$10ちょっと掛かった。

    帰りは直通便でボルチモアへ。午後4時過ぎに離陸予定だったけど出発は1時間遅れた。自分のこれまでの経験だと50%以上の確率でアメリカ国内線は遅れてるので、アムトラックくらいに考えた方がいいのかもしれない。ちなみにボルチモア到着は当初の予定よりたった10分遅れ。なんで?

    5時間(この日は4時間強)フライトだったけど、時差が3時間あるのでボルチモアには深夜12時過ぎに到着。この時間でもパーキングサービス会社のシャトルが結構頻繁に回ってきたのはびっくりした。インターネットのクーポンをプリントアウトすれば駐車料金が安くなるけど、旅行前にプリントアウトをし忘れてしまった。仕方ないので、旅行に持って回ったノートパソコンにクーポン券のハードコピーを保存しておき、清算する際にノートパソコンごと見せた。留学前、アメリカで暮らすとお金にシビアになると聞いていたけど、2年経ったらこんな感じになってしまった。日本じゃまずできないか。。。


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    ■ 2006年6月16日(金)

    Sunrise from Mather Point

    Sunrise from Angel Bright Lodge

    Mohave Point

    Mohave Point

    Rod's Steak House

    Bally's

    Bally's Casino

    Bally's Casino

    Bellagio Fountains
    グランドキャニオン サウスリムの朝日のポイントはビレッジ周辺だそうで、この日はマーサポイントに行った。ヤキポイントも有名らしいけど、ここはシャトルでしか行けないので前もって時刻表を調べておく必要がある。マーサポイントに到着してびっくりしたのは、圧倒的な日本人の数。いろんなとこから日本語が聞こえてくる。日本からの弾丸ツアー(日本から3泊4日でグランドキャニオンに来るのとか)でも忙しいスケジュールの中に日の出が組み込まれてるみたい。今回の旅行で夕日は万国共通人気があるように感じたけど、朝日はアジア人が多かった気がする。そう考えると、なんで日本人は初日の出を見たがるんだろう、という疑問が湧いてくる。

    マーサポイントにはちょっとした突き出た展望台があるけど、到着したら既に結構な数の人がいた。そこから少し右側に行ったところでも日の出を見られるので、そっちに待機して前日の夕日同様写真を撮り続ける。あとから気付いたけど、結局日が出るのを見るより、太陽に照らし出された峡谷の表情の移り変わりが綺麗なので、やっぱり展望台の方がよかった気がする。さすがツアーガイドは的確だ。

    日の出の後は少し離れたブライト・エンジェルロッジの方へ。まだレストランは空いてなかったので少し散歩して、お隣のエル・トバーホテル(El Tovar Hotel)を覗いてみる。グランドキャニオン内にはロッジが5つとホテルが1つあり、ここが唯一のホテル。1905年にオープンした由緒正しいところで、セオドア・ルーズベルト大統領やアインシュタインなんかも泊まったそうだ。外見は普通だけど中に入ってみると高級感が漂っていて、なんだか場違いな雰囲気を感じた。

    朝食を食べチェックアウトし、夏季はシャトルでしか回れないハーミッツ・レストルートへ。午前9時からパウエルポイント、モハビポイント、ピマポイントなどを回る。個人的にはモハビポイント(Mohave Point)が一番良かった。午前11時、グランドキャニオンを後にしてラスベガスに向かって走り始める。

    途中、ウィリアムズ(Williams)のステーキハウスにてランチ休憩。最初に出てきたパンが美味しかったので期待したけど、その他は並レベル。でもランチスペシャルなので、サラダもスープも付いて安かった。

    ここら辺は Route 66 がところどころ顔を出す。ウィリアムズからキングマン(Kingman)に向かう I-40 にも、ルート66の分岐点が表示されていた。でもラスベガスに戻るには I-40 を突き進んだ方が早い。今回の旅行計画を立ててたとき、多くの人がルート66の写真を撮っていたのを見たけど、どうしてそんなにメジャーなのかさっぱりわからなかった。でもこの理由は、ボルチモアに帰って1週間も経たないうちに判明することになる。

    キングマンを経由し、今度は US-93 を北上。快調に進んでいたけど、フーバーダム手前で急に大渋滞になる。事故でも起きたのかと思ったけど、みんなフーバーダムをわき見運転しながら通過する&ダム周辺は速度制限があるため、かなりのノロノロ運転になっていた。現在、その渋滞を解消するための高速道路を建設中だったけど、これはかなりいい迷惑。もしダムには興味がなく他に迂回路があるならそっちを通った方がいい。あと、ダムは思ったより小さかった。

    そしてようやく午後5時半ラスベガスに到着。ホテルに向かうためストリップを通ったけど、これがまた大きな間違い。MGM グランドからバリーズまで進むのに30分弱も掛かった。一番右車線が途中でなくなるので、余計に渋滞になるっぽい。

    ようやくバリーズにたどり着き駐車場へ。係りの人に任せてチップを払うバレットパーキングは利用せず、みみっちくセルフパーキング。すると、なんだか隣のパリスの方に入っていく。さらに駐車場を出てホテルに向かおうとしたら、いきなりカジノが目の前に広がってびっくり。フロントデスクがどこにあるのかまったくわからず。そこを大きな荷物を抱えて歩くのはなんだか場違いな雰囲気。道を間違えたのかと思ったけど、カジノを突っ切っていたところにフロント発見。一応確認してみたところ、バリーズの駐車場はパリスと一緒なんだそうだ。結構いいホテルのはずなのに。でもバレットパーキングを利用すればそんなことは問題ないのか。あと、フロントがわかりづらいとはなんて不親切な作りなんだと思ったけど、そうやってカジノに迷い込ませてお金を使わせるのがきっと作戦なんだろう。

    部屋に荷物を置き、ストリップ沿いを歩き始める。アメリカの大きさにはある程度慣れてきたと思ったけど、ラスベガスのホテル等は何もかもでかい。ラスベガスの1ブロックは普通の1ブロックよりかなり大きい気がする。時間があまりなかったけど、一通り大きなホテルや中を見てまわり、基本のベラッジオの噴水ショーとトレジャーアイランドノ Sirens of TI の無料アトラクションを見る。Sirens of TI はギリギリだったため、踊ってるのがほとんど見えなかった。ぜひとも早めに陣取っておくべき。

    夕食はバリーズ内の The Big Kitchen Buffet にて。ここでちょっと戸惑ったのが、バッフェにはチップが必要か?ってこと。ラスベガスではバッフェに入店する際に前払いする方式が多いそうだ。その会計時にチップを書く欄があるけど、その時点ではまだ何のサービスも受けていない。何名以上の団体だと15%のチップが課されるとは書いてあったけど、それ以外でもやっぱり一般的に払うんだろうか?よくわからないので思い切ってチップ$0と書いたら、店員もなんだか微妙な反応だった。でも、その後自分たちのテーブルに飲み物を出してくれるサーバーの方にはチップを置いていったけど。最初に払うのはチップの定義に反してる気がするんだけど、それでもやっぱり払うんだろうか?こういうのはとっても面倒。ちなみにここのバッフェはまぁまぁ良かった。カニは少ししょっぱかったけど。

    翌日、朝早い便で両親が帰国するので、この日も早めの就寝。結局ラスベガスに行ったけど、カジノでは遊ばずに帰ってきてしまった。。


    おまけ:パラパラ写真第二弾、マーサポイントからの日の出。IE で見るとなぜかノイズがのってしまうけど、Firefox だと問題なし。


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    ■ 2006年6月15日(木)

    Sunrise from Goulding's Lodge

    View from Visitor Center

    Huge rock and me

    Artist's Point

    Huge pizza for lunch

    Desert View Watchtower

    Grandview Point

    Grandview Point

    Mather Point
    グールディングス・ロッジ最大の利点は部屋のバルコニーから素晴らしい日の出を見られること、と聞いていた。朝起きてバルコニーに出てみると薄く雲がかっていたけど、その分雲が赤く染まって綺麗な朝焼けが見られた。今回の旅行で残念だった点を挙げると、ちょうど満月直後の時期だったため、朝が比較的明るかったこと。それでもここの日の出はプライスレス。モニュメントバレーに行くならぜひともグールディングスをおすすめします。

    日の出を見た後はすぐ近くにあるスーパーに行って朝食の買い出し。ここのスーパーはキャンプ客を想定してか、かなり品揃えがよい普通のお店だった。朝食を取り終え、土産物屋で買い物をし、モニュメントバレーへ出発。そういえば博物館があったようだけど行き忘れた。プールもあったけど、必要性がよくわからない。

    モニュメントバレーは国立公園ではなくナバホ族の管轄なので年間パスは使えない。確か一車両当たりではなく、人数分の入場料を払った気がする。入るとすぐビジターセンターが見える。このビジターセンターから見える眺めがすごい。3つのビュートが綺麗に撮れる(下に降りてしまうと、普通のカメラで3つ一緒に収めるのは辛い)。ビジターセンターにも土産物屋が併設されているけど、ここはとっても高かった。グールディングスのより品揃えは豊富で、伝統的な織物みたいのも数多くあったけど、中にはグールディングスより倍近い値段の物もあった。

    モニュメントバレーはナバホ族に有料のツアーを頼んで彼らの車で入っていく方法と、自分の車で入っていくセルフガイドツアーがある。ナバホ族ツアーだとセルフガイドツアーだと入っていけないところにも連れて行ってくれるそうだけど、ジープとか荷台付き車みたいので走るので、砂埃がすごいとのこと。雨が降るとさらに大変そうだけど、時間に余裕があればゴーグル持参で行くといいみたい。

    限られていると言っても、セルフガイドツアーでもかなり見所満載。公園内に入るときにもらう地図に道順と各ポイントが描かれている(でも少し見づらかった)ので、それに従えば2~3時間のツアーを楽しめる。未舗装道路だけどそこまでボコボコとは感じなかったけど、帰りに坂を上って行く際は 4WD だとラクかなとも思った。運転がうまければ 2WD でも問題ないと思う。

    ちょうどツアーに入っていった頃から曇り始め、途中小雨も降り出した。かなり怪しげな空模様だったので、ここで大雨に降られたらかなわないと思って少し早めに回ったら、そのせいで有名なジョンフォード・ポイントを見逃してしまったみたい。1ドル払うと、馬にまたがったおじさんの西部劇みたいな写真を撮らせてくれるらしい。それにしてもすべてがでかい。Spherehead Mesa 近くに巨大な岩が転がっていたのでそこで写真を撮ろうと思ったけど、外は強い雨風が吹き荒れていた。でも対比になるものがないと大きさがわからないので、帽子をかぶってダッシュで岩の前に行って立ち、両親に車から写真を撮ってもらった。風が強くて立ち止まったことは何度かあるけど、車に戻る際、人生で初めて風に吹っ飛ばされた。結局大雨に降られることはなかったけど、終始曇っていたのがちょっと残念。

    セルフガイドツアーの後はモニュメントバレーを後にし、グランドキャニオンのサウスリムへ向かう。カイエンタで US-163 と US-160 が交差する十字路にガソリンスタンドが4つあって、そこの一つでガソリンを入れ始めると、ふと向かい側のスタンドは1ガロン当たり20セントも安いことに気付いた。すぐさま給油をやめて安い方へ移動。向かい合ってるのにそんなに値段が違うなんてあり得ない。そしてすぐ近くにあったピザ屋で昼食を取ったけど、ピザのでかさにびっくり。ラージは5人分くらいありそう。3人ならミディアムで十分だった。

    カイエンタを後にしたのが午後1時過ぎ、そしてグランドキャニオン東口に着いたのは午後3時頃、距離にして約そんなに遠くない。この日の移動距離は200マイルと一番短かった、と言ってもそれでも320kmだけど。南口から来るとかなりゲートが混んでるけど、東口は比較的空いていた。入るときに The Guide というとても役立つガイドをもらえる。ここでは訊き忘れたけど、ビレッジ内のビジターセンターには日本語ガイドも用意されている。英語版と見比べると日本語版はところどころ端折られてるけど、それでも必要なことは書かれている。

    東口からビレッジまでは結構遠く、25マイル離れている。東口から入ると、デザートビューや各ポイントを回りながらビレッジにたどり着ける。グランドキャニオンに来るまでにいくつかの公園を見て回ってきたので、感動して涙が出るなんてことはなかったけど、やっぱりグランドキャニオンの壮大さは凄いの一言。最初にグランドキャニオンから回るルートだったらもっと大きな感動があったかもしれない。他の国立公園等に比べると(上から見る限りでは)それほど大きな変化があるわけではないけど、それでもポイントポイントで違った表情を楽しむことができる。ちなみにアメリカの国立公園は日本みたいな安全用の柵がほとんどない。でもグランドキャニオンは結構あった気がする。前日寄ったホースシューベンドは柵がなくて風が結構強かったので、実は写真を撮るときちょっと怖かった。

    グランドキャニオンも公園内の宿泊施設を取るのは結構大変だそうだけど、運良くヤバパイロッジが取れた。ここは他のロッジよりもリムへのアクセスがよくないけど、でも車を持ってればまったく問題ない。ただし西側の Yavapai West だと空調設備がないのが難点かも。この日はそれほど気にならなかったけど。逆に便利なのは、すぐ近くにかなり大きなスーパーがあること。銀行や郵便局、コインランドリーなんかもある。

    夕食はヤバパイロッジ本館内の食堂にて。ここは大衆食堂というか、スキー場にあるなんの特徴もない食堂みたいな感じ。その後、夕日を見にヤバパイポイントへ。結構風が強くて寒かったけど、綺麗な夕日を眺めることができた。眺めたというか、夕日のパラパラ写真を撮るため寒い中頑張ったけど、日が沈むところより峡谷の色が移り変わるのを撮った方がよかった気がする。

    一般的に夕日が綺麗と言われるのは西側のホピポイントとかだそうだけど、3/1~11/30まで西側のハーミッツ・レスト・ルートは自家用車の乗り入れが禁止されてるので、あらかじめバスの時間を調べてシャトルバスに乗って行く必要がある。ちなみにグランドキャニオンビジターセンターは朝日・夕日ともどこのポイントがおすすめとは公言せず、それぞれのポイントが素晴らしいと言っている。

    せっかく寒い中粘ったので、興味があれば夕日のパラパラ写真ぜひどうぞ。
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    ■ 2006年6月14日(水)

    Sunrise from Bryce Point

    Sunrise from Bryce Point

    Sunset Point

    Mossy Cave

    Windows at Mossy Cave

    Upper Antelope Canyon

    Upper Antelope Canyon

    Horseshoe Bend

    On the way from Navajo NM to Monument Valley

    Navajo Frybread
    前日、日の入り後に夕食を食べたので結構遅くなった。23時頃ロッジに着いてすぐ就寝。そして日の出のために朝5時過ぎに起き、前日と同じブライスポイントへ。今回まわった公園で一番ブライスキャニオンの標高が高く気温が低い予報だったけど、風があまり強くなかったからかそこまで寒くなかった。朝日の光に照らし出されるフードゥーはとても美しかった。ブライスポイントは夕日より朝日の方が綺麗だったかな。

    その後、ロッジ本館内のレストランで朝食を取る。時間があればブライスキャニオンで馬とロバの間の子のミュールライドをしてみたかったけど、その後の予定が詰まってたので断念し、いくつかのポイントを回ることにする。ロッジに近かった Sunset Point, Sunrise Point, そしてオフィシャルサイト曰く穴場の Mossy Cave. サンセットとサンライズはそれぞれ違った景色が広がっているので、両方見て損はない。砂地もあるのに硬いフードゥーも同じ場所にあるのが面白い。なんでだろう?

    唯一少しだけハイキングしたのが Mossy Cave. ここは公園内にはなくて、ブライスキャニオンへ伸びる道の交差点を西に4マイルくらい走ったところにある。ブライスキャニオンはフードゥーなどが多くて水っけがまったくないけど、Mossy Cave にはちょっとした川が流れている。ここはオアシス的存在なのかもしれない。10時15分過ぎにブライスキャニオンを後にし、今度はペイジへ向かう。ちなみにブライスキャニオンからペイジへ抜ける道は、ザイオン方面へ戻ってカナブ経由で US-89 を走る経路と、未舗装道路を突っ切ってショートカットする道があるようだ。ショートカットでどれくらい時間短縮になるかわからないけど、前者の普通のルートでも2時間半(150マイル)だったので、わざわざ危険を冒してレンタカーの保険が利かないような道を行く必要はないと思う。ただし、警察がところどころ潜んでるので、スピードの出しすぎには要注意。自分より速い車についていけばちょっと安心。

    ブライスキャニオンのあるユタ州とペイジのあるアリゾナ州は夏だと1時間時差があるので、ペイジには12時前に着いた。時差に関してはこのサイトがとっても参考になる。ペイジに12時頃着きたかったのはアンテロープキャニオンツアーのため。アンテロープキャニオンは鉄砲水によって作り出されたスロットキャニオンと呼ばれる狭い峡谷で、上の小さな隙間から太陽光が差し込む時間が限定される。その光が差し込む瞬間はとても神秘的な姿になるため、多くの写真家が訪れるそうだ。アッパーとロワーの二つあり、有名なアッパーは個人では入れない。アンテロープキャニオンはナバホ族と呼ばれるネイティブアメリカンが管轄しているため、ペイジから出ているツアー会社を利用することになる(もしかしたらアッパー入り口のところからもツアーが出てるかもしれないけど、よくわからなかった)。このツアーはインターネットでも予約できたけど、何時に着くかわからなかったのでペイジに到着してから探すことに。ところがいくつか回ると11時半に出てしまったばかりのところが多く、次は早くても1時過ぎになるという。1時や2時だとわざわざ来た意味がないので他のツアー会社をあたることに。少し脇道に入ったところにあった Overland Canyon Tours という店を訪ねると12時15分からあるとのこと。これがちょうどだったので、入場料と税金込みで3人分$85を払って申し込んだ。なんとウチの家族3人で貸切だった。

    ツアーガイドの兄ちゃん(きっと彼はナバホ族じゃなくて普通のアメリカ人)は写真の撮り方を丁寧に教えてくれたりとても親切だった。彼曰く、
    (1) 中は幅が狭くて縦に長いので、写真は基本的に縦に撮る、
    (2) 直接光(光の差込口や地面まで差し込んだ光)は撮らず、光の筋や間接光を撮る、
    (3) 地面が写るときは縦に真っ直ぐに、地面が写らないときはどんな角度でも大丈夫、
    などを守れば素人でも綺麗な写真が撮れるとのこと。実際その通りだった。今までマニュアルでいじったことがなかったけど、ホワイトバランス等を変えるとまた違った雰囲気の写真が撮れる。アンテロープの情報集めをしていたとき、ここは実物を見るより写真で見た方が感動するという感想があったり、ツアーの料金が結構高いなーと思っていたけど、実際中に入ってみたらやっぱり行ってよかった。もちろん感想は人それぞれだけど、ここはぜひとも行くべきところだと思う。彼に聞いてみたところ、12時15分より10時15分発のツアーが一番良いとのこと。昼を過ぎちゃうとほとんど光が入り込まないので、あまり勧めないとも言っていた。ちなみにロワー側はツアーじゃなくて個人でも入っていけるとのこと。

    アンテロープに行くならぜひともホースシューベンドにも寄るべき、との書き込みを mixi で見掛けたので行くことにした。沿道からすぐ見えるわけではなく、3/4マイルほど砂漠道みたいなところを歩く必要がある。この日のこの時間帯が一番暑かったけど、ここは絶対に歩く価値があると思う。遠くから見えたのはなんだかいまいちだと思っていたけど、その全体が見えた途端圧倒された。今回の旅で一番度肝を抜かれた場所と言ってもいいくらい凄かった。夕日の時間に行くとこんな凄い光景が見られるみたい。

    この後モニュメントバレーに向かう途中にある、ナバホ族居留地(Navajo National Monument)に寄ることを先のツアー会社で勧められた。ペイジから伸びる AZ-98 のあとに US-160 をカイエンタ(Kayenta)に向かって進むと、AZ-564 が左手に伸びている。そこを9マイルほど進むとナバホ族居留地に着く。ここではナバホ族の昔の居住地が見られるそうだけど、保存状態を保つため無料のツアー申し込みが必要だそうだ。そのハイキングもそれなりに大変っぽい。午前発のみだけど、人数制限もあってそれなりに人気があるらしい(寄ったときにはそんな雰囲気は微塵も感じられなかったけど)。写真を見る限り面白そうなので、もし寄りたいならしっかりと計画をした方がいいと思う。ウチはただふらっと寄っただけだったので、何の感動もなく時間を無駄にして終わってしまった。

    モニュメントバレーに向かうにつれて、なんだか空がどんより曇ってきた。そして残念ながらこの日は夕日を見ることができなかった。この日泊まったのは、モニュメントバレーならここしかないと言われる Goulding's Lodge. かなり粘ってようやく予約できた。このロッジが取れないと、モニュメントバレーから20~25マイル離れた街まで行かざるを得ない。夕食はグールディングス内のレストランにて。ナバホフライブレッドなるものを注文したらめちゃめちゃでかい。通常のは二人分くらいありそうなので、ミニサイズで十分だと思う。ここの店員(ナバホ族)は覇気がなくてあまりいい印象は受けなかった。そこは昔から彼らの居住区であって、勝手に踏み入って文明化してるのは我々だけど、それでもあの態度はちょっと気分を害する。到着が遅かったため夕食も遅くなり、宿泊者は無料で見られる Earth Spirit Show の上映時間を過ぎてしまって見られなかった。

    グールディングス・ロッジは Motel Room と Lodge Room があって、前列のモーテル(そして2階)の方がおすすめ。ここが埋まってる場合、レストランの隣に2棟あるキャビンを訊ねてみるといいと思う。それでも空きがないなら、半マイルほど離れたキャンプグラウンドにさらにキャビンが6棟あるそうだ。いずれにしろ20数マイルも離れたところよりいいと思う(しかもキャビンはかなり安いはず)。空き情報はオフィシャルサイトで随時更新されるので、最後まで粘ってると部屋が見つかるかもしれない。


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    ■ 2006年6月13日(火)

    Las Vegas McCarran International Airport

    Our car, Toyota 4Runner SR5

    On the way from Las Vegas to Zion National Park

    Passing thourgh Zion

    Red Canyon

    Scenic Byway 12

    View from Bryce Point

    Sunset from Bryce Point
    ホテルには簡単な朝食が付くところがあって、シリアルやベーグル、飲み物などがホテルのロビー付近で取れるようになっている。両親が気に入ってたのはワッフルマシーン。あらかじめ用意されている紙コップに入ったタネをワッフルマシーンに満遍なく流し込み、あとは蓋をしてひっくり返してタイマーが止まるのを待つ。あっという間に焼きたてワッフルの出来上がり。2年前一時滞在してた寮の食堂にもあったけど結局使わなかったので、実は自分も使うのが初めて。確かにとっても簡単。でもうまくタネを均等に広げられなくて、ポタポタ垂れちゃう。ワッフルマシーンにも技が必要なのかも。

    今回、空港の駐車場の変わりに近くの駐車場に置いた。駐車場スペースはかなり広いし、シャトルも頻繁に走ってるし、なんと言っても値段が安い。数日間止めて置くなら Airport Fast Park みたいなところがおすすめ。

    飛行機でボルチモアからデンバー経由でラスベガスへ。いつも飛行機は通路側を取るけど、今回席が空いてなくて窓側になった。でも、デンバーからラスベガスの経路は絶対に窓側がおすすめ!どこを飛んでるかはわからなかったけど、天気が良ければグランドキャニオンっぽい景色を上空から眺められる。いつも通り飛行機のトラブルはあったものの、一応予定通りお昼12時過ぎにラスベガスに到着。ゲートを降りたとこにもうスロットマシーンがあった。さすがラスベガス。

    ここからレンタカーを借りてブライスキャニオンへと向かう。レンタカー情報を収集してたとき、空港でレンタカーの手続きをするのに結構並んだり時間が掛かる、という感想を見掛けたけど、あまり便が集中してなかったためか人気がない会社だからかスムーズに終わった。そしてレンタカー会社の営業所へ移動。日本人の旅行記を読むと Hertz で車を借りてる人が多いみたい(そして非常に高い評価)だけど、Hertz で見積もったら結構高かった。AlamoEnterprise で見積もってみたらかなり安い。Alamo は使ったことがなかったけど、Enterprise は車を買う前に数回利用していて、まぁ可もなく不可もなくって感じだったこと、そして Alamo よりわずかに高め程度だったので Enterprise にした。

    モニュメントバレーでオフロードに入りたかったので Full-size の車を予約した。ところが営業所に着いてみると車がまだ戻ってないという。もともと12時に予約して営業所到着は13時過ぎ。車がないなんて空港で手続きしてる時点でわかってるんだから、あらかじめ言うべきでしょ。コンパクトサイズの車ならある、と言われたけどそれじゃモニュメントバレーは厳しいから却下。そうすると車が戻るまで待ってもらうしかないんだけど・・・なんて言ってきたけど、本当に他にないのか探してもらった。そしてようやく渋々(?)出てきたのが Toyota 4Runner SR5 というでっかい SUV. まだナンバープレートもなく(当時申請中)、総走行距離204マイルという本当に新車同様。Full-size と同じ値段でいいというので、まぁ結果的にいい車をレンタルできたことになるんだけど、でもやっぱりそれ以前のサービスはちょっと疑問あり。ラスベガスから帰るとき、空港そばの Hertz のガレージを見たらかなり巨大だった。Enterprise は周辺に支店が多いみたいだけど、一営業所あたりの車が少ないので、確実に車を確保したいなら大きなレンタカー会社を選んだ方が無難かもしれない。まぁ今回のはたまたまかもしれないけど。

    途中、セブンイレブンによって昼飯用に軽食を購入。他に大量のミネラルウォーターと発泡スチロールのクーラーボックスも購入。もし氷を買って入れておけば、簡単な冷蔵庫のできあがり。会計のとき、$25以上はクレジットカードが使えないと言われた。通常、何ドル以上じゃないとカード不可という表示はよくあるけど、逆は初めて見た。ラスベガスだから犯罪を警戒してかもしれない。ちなみにセブンイレブン内にもスロットマシーンがあった。

    準備を整え、ラスベガスからザイオンまで165マイル、3時間のドライブ。ザイオンは時間がないので通過しただけだけど、公園内に入るので一車両につき$20払わないといけない。余分なお金を払いたくない場合は迂回した方がいいかも。でも他の国立公園にも行くなら$50の年間フリーパスを買うとお得。ザイオン$20、ブライスキャニオン$20、グランドキャニオン$25だったので年間パスを購入。ザイオン通過中、一人の男性が手を挙げていた。それがヒッチハイクの合図ってのはもちろん知ってたけど、なんとなく車を停めてしまう。彼はザイオン付近の住人で、レンタカーを返したばかりで帰る足がないんだとか。まったく予定外だったけど、ブライスキャニオンに行く途中らしいので連れて行くことに。その人からブライスキャニオンのレストラン情報を聞いて、一路ブライスキャニオンへ。ブライスキャニオン近くのレッドキャニオンやシーニックハイウェイは、思わず写真に撮りたくなる風景が満載だった。

    ザイオンからブライスキャニオンまでは90マイル、1時間半くらい。夕日の時間に間に合うか心配だったけど、ブライスキャニオン到着が午後8時前、日の入りが午後8時50分くらいだったのでなんとか間に合った。20時に閉まるビジターセンターに駆け込み夕日スポットを訊ねると、そのスタッフはブライスポイントが朝日も夕日もお勧めだと言う(多分人によって違う)。早速ブライスポイントへ。結構風が強くて寒かったけど、綺麗な夕日と赤茶の尖塔・フードゥー(Hoodoo)がとても印象的だった。

    その後、ヒッチハイカーお勧めの Ruby's Inn のレストランへ。両親が頼んだバッフェは値段もそこそこでよさげだったけど、自分の頼んだステーキはちょっといまいちだった。この晩、ブライスキャニオン国立公園内唯一の宿泊施設ブライスキャニオンロッジに泊まったけど、この Ruby's Inn はわずか公園から2マイルちょっとしか離れてないし、ガソリンスタンドや土産物屋も揃っているので、ブライスキャニオンはわざわざ公園内ロッジにこだわる必要はなかったかもしれない。夕食後、ロッジにチェックインする際空を見上げると一面の星でびっくりした。父親の実家が伊豆山中なので星いっぱいの夜空は何回も見たことがあるけど、ここで見た星空は伊豆で見たそれとは比較にならないくらいとっても綺麗だった。


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