角膜屈折矯正手術・レーシック

だいぶ一般的に認知されてきたとは言え、まだ聞いたことがない人もいると思う。レーシック(LASIK: Laser in Situ Keratomileusis)という、角膜屈折矯正手術の一種が盛んになってきた。簡単に言えば、レーザーで目の角膜の曲率を変えることで、視力矯正をする手術のこと。

まず最初に、なぜモノが見えにくくなるのかだけど、ボシュロムのウェブサイトに、正視・近視・遠視をわかりやすく説明した図が載っている。

kinen_ani.gif
(ボシュロム|「近視・遠視・乱視・老眼」屈折異常のしくみ


もっと詳しくは、見えにくい理由 近視・遠視・乱視・老眼からどうぞ。

さて、上の図でもわかるように、要するにピントが合っていないからモノがはっきりとは見えない(一眼レフカメラの焦点合わせを手動でするとわかりやすいと思う)。メガネやコンタクトレンズは、その歪みをレンズを装着することで矯正するけど、レーシックは、人間の角膜の厚みを変える(=削る)ことで矯正する、ということ。理屈ではなるほどと納得できるけど、初めて体験した人はどんな思いだったんだろう。。。

前置きが長くなったけど、先日5月の帰国時に、前からやりたいと思っていたレーシック手術を受けてきた。理由はいくつかあるけど、まずは費用面。メガネを中学のときから、コンタクトレンズは高校のときから装着開始。これまでの出費も結構な額だけど、このまま一生使い続けると、やはりかなりの金額になる。一方、レーシックがかなり普及してきて、手術費用が格安になった。そして、ただ単純に、裸眼ですべてが見える生活を再び楽しみたい、という想いが強かった。これは、目が悪い人なら共有できる気持ちだと思う。

手術を受けるためには、まず事前診断をして、十分な角膜の厚みがあることが条件(そうではないと、削れないので)。また、自分が診療したところでは、1週間後検診は必ず来て下さい、とのことだったので、事前検診を含めても最短8日間で大丈夫。でもやはり少し長めに見積もると、通常の10日間程度の一時帰国だと、なかなか難しかった。それがこの前の帰国だと、十分な日数があった。海外在住であっても、一時帰国時に手術を受ける人は、少なくないようだ。

アメリカで手術をするという選択肢もあったけど、費用が格段に違う。こちらでレーシックを受けた友人が数人いるけど、日本円に換算して50〜60万円程度掛かったと、みんな言っていた。レーシックは保険の対象外のため、アメリカで保険なしの手術だから、まぁこの値段になるのは当然かもしれない(日本でも保険は利かないけれど、そもそもの医療費が全然違う)。

自分が通ったのは、最大手の品川近視クリニック。高校後輩の紹介で会員優待制度を使い、さらに平日曜日割と交通費補助制度(海外在住でも出る)を使って、すべて込みで16万3千円しか掛かっていない。もちろん、目に直接レーザーを当てるわけだから、安全性が最優先なのは当然だけど、口コミを調べたところ、安全性に関して問題はなさそうだったので、最終的にここに決めた。立地条件も良かったし。唯一の不満点としては、特に手術日に思ったことだけど、ベルトコンベア式に流されるのは、あまり気分のいいものではない。かなりの患者数を考慮したら、仕方のないことかもしれないけど。

詳しい手術内容や体験談は、探すとたくさん出てくると思う。手術自体は10〜15分程度で終了する。目にレーザーを当てるなんて聞くと、血が流れてきて大変!、なんて想像するかもしれないけど、まったくそんなことはない。ただ一般的に言われてることで、自分には当てはまらなかったのは、手術中はほとんど痛みを感じなかった、という説。他に手術を受けた友人たちはみんな口を揃えてこう言うけど、はっきり言って自分はかなり痛かった。麻酔が掛かってないんじゃないかと思うくらい痛かった。翌日医師に聞いたら、「まぁ、痛みは人それぞれですから」と片付けられてしまった。でも、周りの体験した友人に聞くと、痛いと言ってる人はいない。

肝心の効果に関してだけど、

●事前検診
左:0.03
右:0.03

●翌日検診
左:1.2
右:1.5

●1週間後検診
左:2.0
右:2.0

一般的に、視力が落ち着くまでは、術後3ヶ月程度掛かるそうだ。実際に3ヶ月経ってみて、正確な検査はできないけど、個人的な実感としては、両目ともに1.5程度だと思う。手術直後の2.0の世界は、おそらく小学校低学年以来なので、かなり驚異の世界に思えたけど、日常生活を送る上でなら、1.5もあれば十分だ。

昨年、Surgery for Engineers というクラスを受けたとき、ある医師が言っていた。遠隔医療操作型ロボットの代名詞であるダ・ビンチを含め、いま市場に出回っている医療ロボットは、腕の良い医師ができることを、ただ単に肩代わりしているだけに過ぎない。本当の意味での医療ロボットは、レーシックのように、医師の腕だけではできないものでないと、と。

P.S. もし、品川近視クリニックの紹介制度に興味のある方、遠慮なくご連絡下さい。紹介状を送ってそれを持参すれば、最大5万円の割引になるそうです。

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