April 2010 Archives

アルク社より発刊された「科学技術英語徹底トレーニング」の「資源・材料・エネルギー工学(人見憲司・著/渡辺正・監修)」編と「環境工学(人見憲司・著/柳沢幸雄・監修)」編の見本を、元アルク社、現 h+m lab(エイチエムラボ)の岡田真紀様より頂戴致しました。大変遅くなりましたが、どうもありがとうございました。


科学技術英語徹底トレーニング―資源・材料・エネルギー工学 (理系たまごシリーズ)
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アルク 2010-03
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科学技術英語徹底トレーニング―環境工学 (理系たまごシリーズ)
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タイトルからだとややわかりづらいのが残念なのですが、本書は、大学3〜4年生や大学院修士課程などに在籍中の理工系専攻の学生が主なターゲットになり、初めて学術誌へ論文を投稿するときや学会などでポスター発表をする前に読むと非常に役立つでしょう。どちらもほぼ同じ内容・構成のため、読者の専攻に応じて選択して下さい。また、本書の「ロボット工学」編が2010年8月に発売予定だそうです。


本書の構成は、

Part 1:英語で論文を書く
Part 2:論文を投稿する
Part 3:ポスター発表をする

となっており、サンプル教材として、それぞれの分野で実際に出版されている論文・ポスターを使って、非常に丁寧に詳しく、論文の書き方やポスターのまとめ方が解説されています。演習問題や解説が充実しており、さらに CD も付いているため、イベント直前に読むよりも、常日頃からあらかじめ本書で英語力を鍛え上げておき、執筆・発表に臨むと、本書の効力が最大限に発揮されるのではと思います。そういう意味で、タイトルの「トレーニング」という言葉はぴったり合っていると思いますが、そうは言っても、論文執筆・ポスター発表に焦点が当てられていることは、購入前に読者が知りたいことでは、と思います。

本書の構成を一つ変えるとすれば、「Part 2:論文を投稿する」を「(学会で)口頭発表をする」でしょうか。ポスター発表用の発表の仕方は、Part 3 で詳しく説明されていますが、少人数を相手にしたポスター発表と、多くの聴衆がいる場合の口頭発表では、言葉遣いや発表方法がやや異なってくると思います。そのため、本書の内容を、学生が大学・大学院で経験するイベントと考えると、論文執筆・口頭発表・ポスター発表とするのが、バランスが取れているのではないか、と私は思います。ただし、学会等での口頭発表は、分野によってはあまり一般的ではないかもしれません。そのため、本書の対象となっている、資源・材料・エネルギー工学専攻や、環境工学では、あまり必要ではないのかもしれませんが、私の専攻と分野が異なるのでわかりません。

以上まとめると、将来的に論文執筆やポスター発表を控えている大学・大学院生で、特に資源・材料・エネルギー工学/環境工学の分野を専攻している方には非常におすすめです。巻末には、執筆や発表で重宝する英語の言い回しや、基礎・専門用語の一覧が掲載されているため、簡単な索引・辞書としても便利です。本書を使って毎日1〜3ヶ月程度トレーニングするだけでも、実用的な英語力の飛躍が見込めると思います。ただし、口頭発表を予定している学生には、もう1冊必要になってくると思われるので、その点だけ注意が必要です。

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