アメリカの(理工系)大学院出願情報です。日本の大学院入試とは選考方法がまったく異なるため、まずシステムを知ることが合格を掴み取る鍵となります。

大学院のシステムや出願方法などを体系的に知りたい方には、カガクシャ・ネットの「理系大学院留学ーアメリカで実現する研究者への道」をお勧め致します。総勢36名が関わっているため、様々な専攻の事情や多くの留学体験談が紹介されています。

理系大学院留学―アメリカで実現する研究者への道 (留学応援シリーズ)
理系大学院留学―アメリカで実現する研究者への道 (留学応援シリーズ)山本 智徳

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また、この他にも、下記のような有用なウェブサイトがたくさんありますので、参考にしてみて下さい。

  • 日米教育委員会【大学・大学院の手引き】
    まずは一般的なアメリカの大学院情報をおおまかにかいつまんで下さい。
  • 理工系のアメリカ留学
    情報自体最新とは言えませんが、ご自身の在米20年の経験をもとに細かく書かれております。
  • 超★理系留学術
    上記リンクと同じ青谷先生の執筆で、2004年9月〜2005年7月までの連載。色々と裏事情に関してもわかります。また、この連載を元にした書籍「アメリカ大学院で成功を勝ち取る超★理系留学術」も発売されています。
  • シゲキ的バイオ最前線。
    アメリカの大学院の準備・出願から入学後まで一通り網羅されているので、大まかな流れがわかると思います。
  • 先生!日記書きました!
    日米大学院のシステムの違いやプログラムの探し方等、かなり細かいところまで詳しく解説されています。薬学科→神経科学科と進まれているので、特に自然科学系を希望する方にお勧めです。(大学院留学関連のカテゴリーに書かれています。)
  • あるらのアメリカ大学院留学記
    自らの経験をもとに、独自の視点で実践的な大学院への出願戦略を紹介しています。
    項目ごとにうまくまとめているので、非常に明快です。
  • 理系留学のススメ
    アメリカの大学で教鞭を執られているため、昔のご自身の経験と現在の審査員側からの視点で、非常に詳しく書かれています。

結構な量ですが、これらを読み終えたら次のステップに進みましょう。

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さて,一通りアメリカの大学院出願に関する事情がわかったと思いますので,ここからは自らの出願過程で得た情報や反省を基に下記事項を追加します.あらかじめ断っておきますが,アメリカの(理系)大学院と一括りにいっても多種多様です.また,学校のみならず専攻や希望する指導教官によっても変わってくるかもしれません.ですので,最終的には自分で一次情報を探したり,直接問い合わせることが重要です.

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なんだかかなり現実的な話ですが,つまりこういうことです.

先のリンク先でも述べられている通り,アメリカの理工系大学院に留学する場合,大抵何らかの形で財政援助をもらえることになると思います.それは Department からだったり,将来の指導教官(advisor)の研究資金からだったりします.つまり,<注1>『学生を受け入れる』=『大学や教授が学生に対して給料を支払う』,ということになります.当然資金には限度があるので,資金が足りなくなったら学生は取れません.研究資金が十分に確保できない年は,学生を取ることができません.

それでは逆に,学生が資金を持ってきたら(=自腹で授業料も生活費も払うなら)どうでしょう?採用する側は資金面に関して何も心配する必要がないので,比較的寛容に受け入れてくれるかもしれません.すなわち,合格可能性を上げるためにはお金がキーワードになってきます.

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  1. 個人資金
    結構なお金持ちじゃない限り難しいと思いますが.ちなみに高い学校だと(州立でも)授業料年間$30,000前後,ここ Baltimore では生活費・諸経費で約$15,000掛かるそうです.田舎の州立大とかなら,授業料・生活費全部込みで$12,000強でも可能かもしれませんが.修士課程だけならまだしも,PhD 過程でこの出費×4~6年間は辛いと思います.でも自腹で支払う覚悟があるのなら,それを全面に出して売りにするべきです.
  2. 企業派遣
    これは理工系の場合少なく,また学部卒/院卒直後留学の場合,この選択肢は当然ありませんが,企業からのバックアップ(=お金)がある場合,かなり有利になるはずです.企業派遣とは企業から選ばれて奨学金をもらえるわけですから,次の3番目にも含まれると思います.
  3. 奨学金
    奨学金を勝ち取ることが一番合格可能性を高めると私は思います.なぜなら,『奨学金をもらえる』=『優秀な学生』というように見られるから,それプラス,取る側がその学生に対してお金を支払わなくてよいからです.1年間や2年間限定の奨学金だったとしても,採用する側にとっては大きな問題だと思います.ただし,卒業後日本に帰国することを条件とする奨学金もあるので注意して下さい.

    よって,合格可能性を上げるためには奨学金を勝ち取ることが結論となります.ただし私はすべてダメだったので,どうすれば奨学金がもらえるかに関しては一切わかりません.一つだけ言えることは,大学/大学院の成績が重要視されるだろう,ということくらいです.各種奨学金に関してはこちらを参照して下さい.


さて,奨学金が正式に受給されると決まるのはきっと出願後でしょう.もちろん出願前にわかっていれば,それを出願書類に書いて売り込むべきです.出願後に判明した場合,わかったらすぐに正式な追加書類として Admissions Office に送るべきです.大抵の学校は〆切後でも追加書類を受け付けてくれると思いますが,必ず問い合わせて確認して下さい.

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選考時に MS と PhD を分けるか,それとも同じ土俵で審査するかは各学校・各専攻ごとに変わるようです.そのため,自分の出願先がどちらの形態を採用しているかを問い合わせることを勧めます.もし別々に審査するのなら,PhD でダメなら MS で審査してくれるケースもあります.私も2校,このケースで出願しました.

さて,MS も PhD も区別なく選考される場合,採用する側にとってはどちらがいいのでしょう?学生を RA(Research Assistant) として取ることは,学生に給料を支払う=投資することと同義です.同じ投資なら,当然見返りのある方を求めるのが普通だと思います.そうなると,MS よりも PhD に出願した方が財政援助をもらえる可能性は高いでしょう.

また PhD 課程に出願する場合,学部卒よりも修士卒の方が合格可能性は高いでしょう.学部卒よりも修士卒の方が即戦力度が高いからです.アメリカでは<注2>学部卒でも修士卒でも同じスタートラインから PhD 課程が始まるので,同じ PhD 課程に入学してくる学生といえども,学部4年よりも学部4年+修士2年の経験を積んだ学生が好まれるのは当然だと思います.

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アメリカでは学部と大学院で専攻を変えることに関して,結構寛容であるようなことを聞きます.実際,日本には(多分)ない double major といった制度があったり,入学後の転学科も時々聞くので,学部と違う専攻に応募するケースも結構あるようです.

ですが,専攻を変えることは,一般的には選考段階で少なからずハンディが出るそうです(入学後も履修する授業によっては大変です).と言うのは,基本的なバックグラウンドが確立されている応募者が多い中,わざわざ他専攻の学生を合格させる理由はあるのでしょうか?相当優秀な学生なら話は別ですが,一般的には難しくなると思います.ただし,専攻の特性やその応募先の教授の研究興味にもよると思います.例えば,大学院から本格的に掘り下げる分野の場合は多様なバックグラウンドを持った学生が集まると思いますし,新しい分野を開拓したい教官は,その方面の学生を欲しているかもしれません.

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日本語でコネと言った場合,あまり良い印象を思い浮かべないのは私だけでしょうか?アメリカの大学院出願に際して,このコネというのはかなり重要になってくると思います.

選考過程において,ある教授が「この学生が絶対に欲しい!」と言ったとき,極端な場合には,その教授の一任だけで合格を出すこともできるようです.理由は,その教授から資金が出るのなら,学科の予算には影響が出ないからです.<注3> ただし,ラボローテーションを課す専攻ではこのケースはかなり難しいと思います.

どうしても欲しいと思わせる手段は,とても優秀な場合,もしくは信頼先からの紹介,これに大別されると思います.この信頼先に当たるのが,コネということになります.すなわち,出願先の希望する教授と親しい方に推薦して頂ければ,かなり強力なプッシュになります.自分がこれまでにやった研究と似た研究をアメリカでもしたい場合,このケースがあり得ると思います.ですので,志望校を探す際にはまず自分の指導教官に相談することをお勧めします.仮にコネがなかったとしても,指導教官はその分野に関しての知識は膨大なはずですから,きっと良い学校を提案してくれるでしょう.

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特に PhD の場合は研究が中心となってくるので,研究能力というのが大きなポイントになります.よって,(相当稀なケースだと思いますが)出願時に既にジャーナルに掲載されていたり,査読付き論文が受理されていたりすればかなり評価されるはずです.そうでなくても,英語で論文執筆していれば先方に提出できるので,卒論・修論を英語で書いたり積極的に国際学会へ応募することを勧めます.

他には,その分野に関連するインターンや就業経験がある場合も大きなプラスになるでしょう.日本でも最近インターンが大きく取り上げられてきていますが,アメリカの学部生で大学院進学を考えている学生は,かなり早い時期からインターンをしたり,学内・学外の研究室で研究やお手伝いをする傾向があるようです.特にアメリカは夏休みが長いので,その分まとまった時間働ける環境が整っています.そういう出願者と競うのですから,出願までに間に合えば積極的にインターン等をしてみて下さい.もちろん大学院出願のみならず,自分自身のためにもなるはずです.

あともう一つ,アメリカで勉強をしたということも評価されるかもしれません.というのは,留学生の選考過程において,「この学生は果たしてアメリカの大学院システムに適応できるか」というのも,取る側にとっての要素の一つだからです.語学学校への留学はプラスになるとは思えませんが,学部時代の交換留学などは評価の対象になると思います.

また,特に卒業から留学までに一定期間空く場合,インターンで経験を積むとか,聴講制度(non-degree)を利用してアメリカに来て勉強するというのも有効だと思います.

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もちろん GPA,TOEFL や GRE のスコア,Statement of Purpose が重要なのは言うまでもありません.これ以外に関してですが,Resume を求めてくる学校は MBA を除けば,そう多くはないと思います.私は8校出願して,Resume が必須だったのは1校だけでした.

ですが,例えば Statement of Purpose に語数制限があったりしてすべてを書けなかった場合,他の書類ではカバーできない場合など,必要提出書類だけでは自分のアピールが十分でないと感じたら,他にも書類を提出できるかどうか尋ねてみて下さい.OK だったら,Resume や自分が著者に入っている論文のコピーを入れたりして,とにかく自分をアピールすることです.また,自分の CV (Curriculum Vitae) や研究内容を書いたウェブサイトを作り,メールやカバーレターでアピールすることも有効かもしれません.

先にも書きましたが,〆切後でも追加書類を受け付けてくれる場合があります.特に3月中旬~4月上旬頃になると,正式な成績や新たに報告できる事柄が出てくるかもしれません.その場合には,諦めずに最後までプッシュし続けてみて下さい.返事がないのは Waiting-list に載っている状態だと思うので,出願を終えたら待つだけではなく,チャンスが残っている限りは頑張るべきだと,私は思います.

参考までに.1/4〆切の1校と1/15〆切の4校すべて,1/7に受験した TOEFL を受け付けてくれました.1/14にスコア送付を電話で申請したので,実際に届いたのは1月下旬頃だと思います.事前に TOEFL のスコアは提出しており,1/14 にスコアが判明したので更新をお願いしたのですが,このおかげで2校,最後の最後で TOEFL の足切りラインを越えることができました.そして,その1校がいま私が在籍している学校です.

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【注】考えるところがあって、サンプルシートは削除しました。興味がある方は、メールにてご連絡下さい。

出願校を絞る段階から実践すると良いのは,比較表を作ることです.どの学校がどのような条件を課すのか? 他の学校と比較してどうか? ということが一目瞭然でわかるので,作っておくと便利だと思います.2つに分かれている時点で良いサンプルとは言えませんが,雰囲気を知るために参考までにどうぞ.いろいろ書き込んでそのままなので,詳細は気にしないで下さい.

  • Sheet1
  • Sheet2

書類出願の際に,どの学校がどの書類を要求しているのかがわかるのでここで丁寧な一覧表を作っておけば,あとで非常にラクになると思います.

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ご存知とは思いますが,TOEFL は最高スコアのみ提出できます.〆切が迫っているけどそれでも足切りスコアに届いていなければ,最後は受けまくるのも一つの手段です.と言うのも,リスニングで以前に受けたときと同じダイアログが出たことがあったからです.TOEFL も GRE も1ヶ月に一度しか受けられませんが,基本的に問題は使いまわしなので,より多くの回数を受けていれば,同じ問題にあたる可能性が高くなります.でも $140 もするしストレスも溜まるので,なるべくなら早期決着が好ましいのは言うまでもありません.

なおアメリカでは2005年9月24日より,日本では2006年5月より,スピーキングセクションが加わった TOEFL iBT が導入されます.

TOEFL に関して,ETS より以下のサービスが提供されています.

  • Free Test Preparation Materials
    新しく TOEFL iBT 用に TOEFL Practice Online (無料)というのが加わったようです.従来どおり,CBT 用のPowerprep も無料でダウンロードできます.暗記するくらい,何度も何度も受け直してください.実力をはかるためだけと,2回だけで終わるのはもったいないです.
  • ScoreItNow!
    ETS が開発したオンライン自動採点サービスが,2エッセイ$10で購入できます.
    採点基準やコンピュータによる採点方法も見ることができます.
  • 100 TOEFL Practice Writing Topics
    TOEFL CBT ライティングセクション用のトピックが網羅されています.事前のトレーニングに最適です.

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GRE

ここでは General Test に関してのみです.Subject Test は受けていないのでわかりません.

TOEFL と違って過去5年間の受験結果がすべて送付される GRE ですが,不幸にも初回がもっとも高得点だった場合,2回目以降のスコアを隠すことができます.電話や FAX でスコア請求するときに,初回時を指定すればいいのです.でも自分が情けなくなるので,複数回受けたら点数が伸びるように頑張って下さい.

ETS によると TOEFL 同様,GRE も2006年10月にインターネットベースの試験にリニューアルされる予定だそうです.詳しくは ETS の情報を随時チェックして下さい.

GRE に関しては,Diagnostic Service + TOEFL と同じ3つが用意されています.

  • GRE Diagnostic Service
    • Enhanced Service
      Verbal と Quantitative のちょっとした問題集をオンライン上で解けます.
      $15掛かりますが,解説は結構詳しく書かれていたと思います.

    • Basic Service
      無料です.過去に受けた GRE の Verbal と Quantitative の正誤がわかります.
      でも,どんな問題だったかまではわかりません.
      手元にスコア到着後,アクセス可能です.

  • Powerprep
    TOEFL に同じ.これも暗記するまで受けて直して下さい.
    TPRJ の講師曰く,最低10回は解いて下さいとのことでした.
  • ScoreItNow!
    TOEFL に同じく,2エッセイ$10です.
  • Writing Topics
    Issue Task と Argument Task 両方のライティングトピックがすべて網羅されています.

●関連記事
How to prepare for GRE
Importance of GRE (for engineering students)

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【注】考えるところがあって、サンプルエッセイは削除しました。興味がある方は、メールにてご連絡下さい。

GPA が芳しくなかった分,Statement of Purpose にはかなり気合いも力も入れました.そして審査委員が気付いたかはわかりませんが,ひそかに LaTeX で書いています.幸い,語学学校の先生に何度も何度も丁寧に添削して頂いたおかげで,見違えるような出来に仕上がりました.参考までにサンプルとして,600 Words 以内の指定があった Cornell と形式を指定していた CMU (Carnegie Mellon University) の2通りを掲載するので,草稿案と最終版の違いを参考にしてみて下さい.草稿は一番最初に書いたものかどうか覚えてませんが,見つかった中で一番古いバージョンです.

  • Cornell 2004 -Draft Version- (1116 Words)

  • Cornell 2004 -Final Version- (599 Words)

  • CMU -Draft Version-

  • CMU -Final Version-
上記2校以外は特に厳しい条件はなかったため,他の学校もほとんど CMU と同じ文章を使い,取りたい科目と研究内容(Final Version,セクション1の第3パラグラフ)だけ変更しました.なお,万が一書類がバラバラに扱われても大丈夫なよう,名前と生年月日を入れました.アメリカの学生は,生年月日の代わりに Social Security Number を記入するようです.

SoP を書く際に参考にしたのは下記 Web サイト(順不同)です.


需要があるかわかりませんが,Cornell 再出願のために書き直した SoP も載せておきます.これは JHU の PhD 課程に通いながらの仮面浪人みたいな感じだったので,かなり特殊なケースだと思います.さすがに JHU の人には頼めなかったので Essay Edge で添削を頼みました.オンラインでテキスト形式での応募だったので,スタイルは適当です.

  • Cornell 2005 -Draft Version- (731 Words)

  • Cornell 2005 -Final Version- (608 Words)

前年同様 600 Words の制限がありましたが,厳密に 600 Words 以内ではなくても大丈夫だそうです.日本人だとついついこだわってしまいがちですが.ただし最近はオンライン出願が増えてきているので,例えばフォームに SoP をコピーアンドペーストするような場合,文字数制限を設けているかもしれませんので注意して下さい.

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推薦状に関しての重要性は様々なところで述べられていますが,一番良いのはその分野で国際的に有名な方から良い推薦状を書いてもらう,もしくは強力なコネを持っている方から良い推薦状を書いてもらう,でしょう.しかし現実問題として,すべての出願者がこのような推薦状をもらうのはかなり難しいはずです.そうすると次に悩むのは,
  1. 有名な方に頼んで適当な推薦状を書いてもらう,もしくは自分で書いてサインをもらう.
  2. 世界的な権威ではないけれど,身近な方から良い推薦状を書いてもらう.
になると思います.はっきり言って,どちらが良いのかわかりません(→ Importance of LORs. ただ,採用側は何百という推薦状を見ているので,自分で自分のことを書いた推薦状は恐らく簡単に見破られてしまうのではないか,というのが私の意見です.修士卒の場合,少しは学内・学外に顔が知れてきていると思うので,学部卒の場合に比べて良い推薦状をもらう苦労は少ないかもしれません.学部卒にとって3通の推薦状は大変ですが,授業で前の席に座って発言や質問をしたり,普段から先生方と親密な関係を作って良い推薦状を頂けるように頑張って下さい.

推薦状を書くに当たり,下記ウェブサイトを参考にしてみて下さい(順不同).
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【注】考えるところがあって、サンプルレジュメは削除しました。興味がある方は、メールにてご連絡下さい。

理工系の場合,Resume を必須にしている学校は少ないと思います.私の場合も8校出願したうち,CMU のみ必須でした.でもせっかく作るのなら,全部の学校に送りたくなるのが人情です.そこで各学校に尋ねたところ,すべて『自分にとって有利になると判断するものなら何を送っても構わない』との返事がもらえたので,ResumeEdge で添削を頼み,すべてに送りました.かなり遅くまで放置してたので,これはまさに添削サービスにお世話になった典型です.草稿判と最終版が同一人物のものとはまったく思えません.

  • Draft Version (CMU)

  • Final Version (CMU)

かなり遅くに取り掛かったため,時間がなく,Resume に関してはほとんど調べていません.

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まず,『奨学金』=『返済なしの給付』とし,貸与は含めません.残念ながらアメリカの団体や財団から日本人留学生が奨学金をもらうのはかなり困難です.詳しく調べていないのでわかりませんが,そもそも条件にアメリカ市民権を要求する場合が多いため,応募先がほとんどないと思います.

そうなると日本の財団に狙いを絞ることになります.ただ,文系よりも理系の方が財政援助をもらえるケースが多いため(あと留学生の人数比もあるのかもしれない),理工系の募集を受け付ける日本の奨学金団体ではあまり多くありません.また応募条件に,卒業後日本に帰国することを条件としているものがいくつかあります.卒業後のプランが明確に定まっていない場合,選択肢を狭めることになるので注意して下さい.

奨学金の種類については下記リンクを参考にして下さい. 私がチェックした財団は, この他に平和中島財団(中島記念国際交流財団とは異なります)もありますが,多分 Web サイトはありません.他によく聞くのはロータリー財団ですが,応募〆切がかなり早いという話を聞きましたが,あまり詳しくはわかりません.各財団によって条件が異なったり推薦状が必要な場合が多いので,注意して読んで下さい.

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どこに受かる,果たして本当に受かるのかどうかもまったくわかりませんでした.諸手を挙げて喜べたわけではありませんが,自分自身,結果には満足しています.今後の方々の何かの足しになれば幸いです.

TOEFL257(L:26/S:27/R:24, W:5.0)01/2004
GREV:310/Q:800/AW:4.009/2003
GPA3.25/4.0004/1999 - 03/2003

大学院学位結果通知時期
Carnegie Mellon UniversityMS & PhD不合格02/12
SUNY at BuffaloMS合格02/15
授業料免除 + TA
University of MichiganPhD合格03/22
何もなし
University of PennsylvaniaMS & PhD不合格03/22
Johns Hopkins UniversityPhD合格04/08
授業料80%免除
Ohio UniversityMS合格04/13
スカラシップ
Cornell UniversityPhD不合格04/16
University of TennesseeMS合格06/01
何もなし

なお,CMU は Robotic Institute に出願しましたが,それ以外は大なり小なり名前の違いはあれど,基本的にはすべて Mechanical Engineering で応募しました.

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  • 早い時期に『確実に』指導教官とコンタクトを取っておくべきだった.
    • Cornell の教授からは,4/13になって今年は学生を取らないと言われた.もちろんそれまでに何度かメールは送って時々返事も頂いたが,そんなことは聞いてなかった.
    • Michigan は PhD なのにコンタクトなしで合格した.でも,結局コンタクトが取れなかった=RAがもらえなかった.メールは何度も送り,FAXも送って留守電にも数回メッセージを残したけど返事なし. この先生はかなり例外なのかもしれない.結局なんで合格できたのかわからなかった.
    • UPenn のつきたかった教授にメールをしても返事が来なかったので,その旨を事務係に問い合わせたら,"he is NO longer actively teaching." との返信が届いた.Web サイト上には書かれていなかった.
    以上を踏まえて,早い時期であっても電話等で直接話して「今年は学生を取るか?いまどの研究に力を入れてるか?」などを確認しておくことが重要だったのかなぁと思います.その研究室の学生から攻めて,教授にコンタクトを取るって方法もどこかのサイトに書かれてました.


  • 3月になったら積極的に仕掛けて良かったのでは?
    • additional informtion を送ったり,電話で status を確認したり,Graduate Director と直接交渉したり.
    • 私の場合は4月になってからまだ返事が来てないところに電話しまくったので,かなり遅かった気がします.
    • 最後は本当にバタバタして悲惨でした.

  • まだ学生なら日々の授業・研究を頑張って下さい!
    • 特に卒業後に改善できない GPA は非常に重要です! 自分の場合,4年の秋に留学を決意したので GPA 改善の余地がありませんでした.まだコースワークがあるなら頑張って下さい.

  • 出願書類は確認しましょう.
    • ある大学は前年の情報が掲載されたままで,それをもとに送ったら Application Fee が足りないと言われました.
    • 一般的に,書き間違え・更新忘れが少なからずあるようです.送る前に秘書に確認した方がいいでしょう.〆切が迫って FedEx で追加なんてお金がもったいないだけです.
    • あと FedEx はさすがですが, EMS でも十分だと思いました.アメリカ国内に入ってからもしっかりとトラッキングできました.ただし FedEx と違って,誰が受け取ったかまではわかりません.

  • アメリカとか各州の祝祭日を調べましょう.
    • 何も知らないとアメリカが休みの日に頑張って電話し続けるハメになります. 休日,春休みの期間を知ることも重要だと思います.

  • ここは自信がないんですが...
    • 一通りの書類は送信済みの状況で,〆切一週間後到着の TOEFL の点数更新を受け付けてくれました. 学校によっては,〆切後でも追加書類を受け付けてくれるところがあります.よく確認してみて下さい.
    • まぐれでも TOEFL 250 以上取って下さい.ある程度のレベルまではそれで GRE V は帳消しになるかも??? 一応,エンジニアリングに限っての話ですが,それでもあまり自信はありません.これもやっぱり学校・専攻・教授によって違うと思います.

  • 最後に,自分の勝因は? GPA も GRE も悪くて,しかも学部卒.フルサポートとまではいきませんでしたが,結果的には複数校から合格を頂けました.卒論と似た研究内容は4つとも合格,ちょっと異なった研究内容の3校は不合格.これを基に分析すると,最大のアドバンテージは学会への論文投稿・口頭発表だったと思います.この研究能力を買われたのではないでしょうか.この経験がなかったら,上記の結果はあり得なかったと思います.
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<注1> (元記事)
大抵であって,必ずしもではありません! 特に『良い』と言われる学校ほど,財政援助なしで合格を出すケースが多いそうです.学校の質よりも,やはりその学校・専攻・教授次第なので,一概に上記のようには言えないと思います.逆に言えば,財政援助のもらえない学校には行かない(=行けない),というのがアメリカでの一般的な考え方みたいなので,その結果,大抵の人が財政援助をもらえる(学校に行く)という図式が成り立つわけです.


<注2> (元記事)
学校・専攻によっては,修士卒に配慮するところもあるようです.すなわち単位の互換(transfer)が可能な場合があります.一般的に,自然科学系よりも工学系の方が transfer に関しては寛容なようです.しかし,PhD を取るためには避けて通れない,Qualifying Examination (もしくは Preliminary Exam とか,学校によって異なります)という試験をパスするために,単位の transfer をせずにきちんと単位を取る学生が多いそうですが,修士持ちで PhD に入って2年間で PhD を取った,なんて体験談も聞きました.


<注3> (元記事)
機械系では聞いたことはありませんが,生物・医学・薬学系では lab rotation というシステムがあります.エンジニアリングでも,例えば Biomedical Engineering とかだと結構ありますが,サイエンス(特にバイオ系)の方が圧倒的に多いような気がします.

これは文字通り研究室を見て回るシステムで,1年目の PhD (場合によってはMSも)の学生に課され,研究室を比較検討することで,自分がやりたい研究・一緒にやりたい先生を決めるのが目的です.短期間ですが,自ら体験できるのでしっかりと研究内容を吟味できる点で良いのですが,このシステムがあると,コネに頼ることが難しくなります.

というのは,ある教授が欲しい学生がいても,必ずしもその学生がその教授の研究室に行くという保証が一切ないため,自分の研究資金を削ってオファーを出す先生はいないと思います.なおローテーションがある場合,1年目は学科から財政援助が出て,2年目以降は指導教官から出ると思います.

というわけで,ラボローテーションを課してるところに出願する場合, 特定の先生狙いで出願しても効果はあまりないと思います. でも逆にラボローテーションがない場合は,しっかりと照準を定めることが重要です. 成績も GRE も推薦状も良い場合は,どっちのシステムでも受かるので心配ないです.

参考までに,下記のような専攻で結構実施されているようです.
  • Biology, Biomedical, Biochemistry, etc.
  • Medicine, Pharmacology, Toxicology, Pathology, etc.
  • Neuroscience, Neurology
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以上は(多少の訂正・変更はしましたが)主に2004年秋までにまとめたものです.それ以来アメリカの大学院に1年間在籍し,考えが変わった点,新たに知った面もあるので,リンクやトラックバックを使ってこれ以降に情報を更新予定です.

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GRE の点数が非常に悪かったので,GRE の勉強法に関して語るなんて非常におこがましいけど,アルクの企画に参加しハーバードの大学院を目指している本山さんが GRE Verbal の単語暗記用にフリーウェアを紹介していたので,自分が受験前に使っていたソフトウェアも紹介してみようと思う.

P-Study System はいくつかのトレーニング機能が用意されていて,簡単に言えばパソコン版単語帳のような感じだ.正解するごとに得点を与え,それをインターネットランキングとして掲載するのも励みになる.正解するまで何度も反復するシステムで,TOEIC の得点保証や資格試験の合格保証で人気を誇ったニュートン TLT ソフト同様,忘却曲線理論を応用しているそうだ.TOEFL と GRE 用に使っていたけど,自分専用の単語帳を作ることに専念しすぎたのと単語暗記だけで実践練習が極度に不足していたため,GRE Verbal は本当に散々だった.でも,それ以上に単語暗記は集中力と根性のみなので,それが欠けていたのが大きな敗因だと思うけど.英語が堪能な友人が,語学は努力のみと昔言ってたけど,単語暗記はその最たるものだと思う.

残念ながら今はもう消滅してしまったけど,以前 GRE Verbal 用の頻出単語を公開していた『GRE 勉強会』という有名なウェブサイトがあって,2003年9月,その単語帳が P-Study System の追加問題集に加わった.ちょうど自分が勉強していた頃,またそのサイトが消滅する直前で,この単語帳がまだ残っているのは今後の受験者のために心強いと思う.結局この問題集,ほとんど自分は使うことなく GRE を断念してしまったけど,過去の受験者が情報を持ち寄って作った単語集であり,かなり好評だったと記憶している.

さて,ここまで書いてみたけど,実際に Verbal で高得点を取った人はどう勉強したのか?友人の M さんは自分のスコアの2倍強の V:660 という金字塔を打ち立てた.日本人でこんな高得点をマークした人を彼以外に知らない.勉強法について訊いたとき,Barron's から出ている How to Prepare for the GRE Test の単語約4,000語をひたすら暗記しまくったと言っていた.本山さんもこの本を使って550点(→620点までUP!)を取ったようなので,自分の聞いた限り最適な本だと思う.Amazon でも絶大な評価を受けている.この単語リストを P-Study System やその他の単語暗記ソフトウェア用に作ったらかなり暗記が楽になるかもしれないけど,単語帳作成にかなりの時間を費やしそうだ.

Barron's How to Prepare for the Gre Test: Graduate Record Examination (Barron's How to Prepare for the Gre Graduate Record Examination)
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ちなみに GRE は2006年10月に試験内容の変更が予定されていて,例えば Verbal はリーディングの設問が多くなるようだ.インド人・中国人の異様なまでのハイスコアを考慮しての変更かもしれない.新しい iBT TOEFL 同様,GRE もこれまで以上により苦しい試験になる気がする.

最近ウチのラボの院生のところにエッセイの下書きを持った学部生がしょっちゅう来て議論している.彼らは NSF とかの奨学金用エッセイを書いていて大学院のはまだのようだけど,それをベースにして大学院出願用の SoP を書くと思うので,エッセイに関しては既に結構進んでいるということになる.GRE が良い点数で損することはまずあり得ないけど,その重要性は希望する学校・専攻・指導教官によって変わってくると思う.あくまで出願書類の一つにしかすぎないので,願書〆切が12月・1月なのに Statement of Purpose (SoP) の下書きすらできてないのなら,今すぐにでも書くことを勧めます.

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日本の受験システムに慣れていると,アメリカの大学院選考でも TOEFL や GRE が非常に大切な気がしてくるけど,TOEFL は必要な語学力をはかる尺度で,GRE は大学・専攻・教官によって扱いが異なってくると思う.もちろん出願書類として要求されている限り,点数が高いことに越したことはないけど,そればかりを重要視するのもどうかと思う.ただしここで言う GRE とは GRE General であって,GRE Subject が要求されている場合,その専門分野の知識が試されるので,Subject Test は非常に重要になるはずです.

GRE の重要性については議論が分かれる気がするけど,入学時に専攻からの奨学金(fellowship)を目指す場合,GRE が悪いと致命的だろうというのは,多分誰もが賛成するのではと思う.TA や RA と違って fellowship は労働義務がないので枠が非常に限られている.そのため審査員全員が納得する材料が必要なので,高い GPA,良い推薦状とエッセイ,そして高いテストスコアが求められる.ただし入学1年目の学生はすべて fellowship でまかなうというポリシーのところもあるそうなので,そういう場合は合格=fellowship でこれには該当しないけど,でも GRE は重要そうな感じがする(多分 Science 系専攻に多いのでは,と思います).

一方,Research Assistant (RA) として特定の教授につきたい場合,その教官が GRE を重視する場合とほとんど気にしない場合がある.CMU CS のように留学生に限って GRE Verbal を見る(P.9)なんて言っていたらとにかく頑張る必要があるし,GREs are worthless と言ってる教授に GRE の高得点をアピールしても効果的じゃない.一般的にある程度のレベル以上の大学院では GRE が必須な気がするけど,例えば MIT では EECS をはじめいくつかの専攻で GRE は必要ないと書かれていたり,先の CMU のドキュメントでは上位校では大抵 GRE のスコアは無視されると書かれている.ただし繰り返し言うけれど,スコアが低くて審査に影響が及ぶことはあるけれど,高いからといって損をすることは絶対にありません.つまり,どれくらい GRE に力を入れるかというのは応募先によって変わってくるだろうし,あとは GPA が悪くて GRE も悪いとあまり良い印象を与えないのは誰でもわかると思います.

GRE について初めて知ったとき,友人に説明するときに(当然試験内容は全然違うけど)センター試験のアメリカ大学院バージョンと言っていた.ある意味,これは正しかったかもしれない.というのは,例えばセンター試験の得点と東大合格者の相関関係を考えてみる.東大の前期学部入試ではセンター試験の配点よりも2次試験の方がかなり高い(比率が1:4).でも,合格する大半の人はセンター試験でもかなり高得点を取っている.一方,センターの点数が低くても,2次で挽回して合格している人も少数ながらいる.これをアメリカの大学院入試選考に置き換えると,一流大学院の合格者のTOEFL/GRE の平均点はやっぱり高い.でも他の出願書類で輝く部分がある人は,試験のスコアが低くても合格している人もいる,となる.

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アメリカの大学院入試選考システムで大抵の日本人出願者が一番困るのは Letter of Recommendation こと推薦状だと思う.特に学部卒で3通とも推薦者から書いて頂ける人は結構少ない気がする.そのとき,推薦状の重要性を少し理解した上で悩む問題が,以前にも書いたけど
  • 有名な方に頼んで適当な推薦状を書いてもらう,もしくは自分で書いてサインをもらう.
  • 世界的な権威ではないけれど,身近な方から良い推薦状を書いてもらう.
になると思う.去年はどちらが良いかわからなかったけど,次のようにも考えられる.

審査側の教官と推薦者が親しい間柄の場合,お互い連絡を取り合うことはかなり容易だと思う.つまり審査側の教官が親しい人からの推薦状を見て,その推薦者に出願者のことを聞くのは結構あり得ることだと思う.そのとき,実際に出願者と推薦者の関係が希薄だったり出願者自ら書いてサインだけをもらったような場合,本当にその出願者をプッシュできるかと言うと,そうはいかない気がする.大して知らない人を推して失敗しようものなら,その推薦者の資質が疑われてしまうから.そこで審査側の先生にネガティブな返答をすると,その時点でその出願者に関する興味は薄れ,審査終了になってしまうのではないか,と考えられる.

その一方,身近な方から良い推薦状を頂ける場合,確かに応募先の教官とは接点がなくてその推薦状が審査官の目には留まらないかもしれないけど,連絡してこようが何しようがいつでもその学生を存分に推してくれるだろう.そう考えると今回のような二択で迷った場合,例え推薦状で差を出せなくてもまだチャンスは残るので,後者を選んだ方が賢明な気がする.もちろん以前にも書いたとおり,その分野で著名な方や繫がりのある方から良い推薦状が頂けるのがベストであるのには変わらないと思うけど.

自分は推薦状の重要性を「とにかく著名な先生・コネのある先生から」と勘違いして,ある大学院に応募するとき,そこで昔客員研究員として1年間働いた(授業は1科目取ったものの,ほとんど面識はなしの)先生にお願いしたら,「推薦状は親しい先生に書いてもらうのが普通ではないですか?」との返事を頂きました.その当時は,大学院留学における推薦状の重要性をわかってないなぁ,と知ったかぶりのように憤慨したけど,いま考えるとその先生のアドバイスは非常に的を得ていたと思う.そういえば留学準備で大変お世話になったバージニアの I 先生に,留学を決意した当初に推薦状のことを伺ったら,「推薦状は非常に重要です.でも普通は,この学生はとても素晴らしいという推薦状がほとんどなので,ネガティブな内容を書かれたら大きな減点になる,と言う意味で大事です.」とコメントを頂いたのを思い出した.

日本の大学院入試にはない文化で大変かもしれないけど,普段から(胡麻を摺るという意味じゃなくて,本当の意味での)良い関係を築いて,良い推薦状を頂いて下さい.

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さき初めて気が付いたけど,自分のアドバイザーのウェブサイトに A message for prospective students という項目が追加されていた.JHU で働き始めて今年で6年目,年々志願者からのメールが増えて返信が大変だからとのこと.メッセージの中では具体的な固有名詞が使われているけど,内容は分野に関係なく使えそうなので,今後の志願者は目を通してみるといいかもしれません.出願書類でどれを重要視するかは審査官それぞれかもしれないけど,このメッセージの中では,
  • 信頼先から強力な推薦をもらった志願者は非常に有利である.
  • GRE よりも GPA を重視する.
  • その分野において研究歴のある志願者が好ましい.論文があればより良い.
  • コミュニケーション力(スピーキング&ライティング)はとても重要.
と言っている.1,3,4 番目は一般化できそうで,2番目は個人的な指標なのかもしれない.ちなみにどんなに連絡を取っても何の返事もくれない教授も当然ながらいるので,そういう学校に合格した場合,その教授と数年間一緒に研究できるかを考える材料になると思います.

ところでやっぱり受験生が気になるのは過去のデータだと思う.shima's の大学院合否データというエントリーで,こんなものが出回っていいのかという留学生40人分の詳細なデータと,あとは TPRJ の過去数年間のデータが紹介されています.アメリカの入試選考は日本と違って数字だけじゃ判断できないけど,一つの参考データにはなると思います.

ちなみにウチのラボでは先月博士1人と今月修士1人が卒業,来春に修士2人,夏には博士が1人卒業予定.今年は(出産も重なって)学生を取らなかったけど,来年 PhD の学生を1~2人は取るとのこと.つまり MS は取らないということ.アメリカでは MS よりも PhD の学生の方が好まれるし PhD 志願者しか取らない教授もいる.こういうことは訊かないとわからないので,事前に確認するべきだと思います.あと余談だけど,先の卒業組み5人のうち3人が女子学生なので,来年ラボに入ってくるのは最低1人は女性では,と予想しています.ここらへんが,日本とアメリカにおける『平等に審査する』という意味の違いでは,という気がする.

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ハーバード卒がエッセイやレジュメを添削します,という宣伝で有名な EssayEdge という会社からクーポン券が来てたのを思い出した.不特定多数に配ることを予想してるとは思わないけど,特に注意事項も書かれていないから大丈夫なのかな.2006年1月31日までの利用で,Coupon Code: 6335 を入力すれば$20割引になるとのこと.いま出願準備中で,エッセイやレジュメを第三者にチェックして欲しいけど,身近にそういう人がいない,という場合には利用するのも手だと思います.添削を利用しなくても,ここで紹介されているサンプルやエッセイ・レジュメの書き方は大変参考になるので,ぜひ活用してみて下さい.添削者の人数が多いので多少ムラはあるかもしれないけど,一昨年・昨年と利用してみて,とにかく仕事が速いし,添削後も質問すれば丁寧に答えてくれるので,なかなか良いのでは,と思う.ただ,自分の身の丈に合わないような単語に書き換えられることもあるので,個人的には昨年 EssayEdge で添削したもらった SOP より,一昨年日米でじっくり添削してもらった方が気に入ってるけれど.ちなみに自分が一番力を入れた出願書類は Statement of Purpose です.

● 関連記事
Statement of Purpose (SOP)
Letters of Recommendation (LORs)
Resume
shima's: 大学院合否データ

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これまでにも何度か紹介していますが、理系大学院留学を応援するカガクシャ・ネットの活動に携わっています。その関係で、この度アルク社から出版された、「留学入試エッセー 理系編」に、ほんの少しですが、関わらせて頂きました。アメリカの大学院留学を志す方にとって、エッセイは非常に重要です。しかし、日本語の書き方と英語の書き方が異なったり、そもそもどのようにエッセイを書けばよいのかわからない、という志望者が多いのではと思います。そういう方にとって、この本は非常に頼りがいのある本となるでしょう。

この本は、「大学院留学入試エッセー」(1993年刊)と「合格留学入試エッセー実例集」(1997年刊)から重要事項を抜粋&新たに情報を加筆し、さらに理系・文系編と分けて出版されました。全5章から成っており、1章〜3章までは、エッセイの基本事項の解説のため共通で、残りの4・5章が、それぞれ理系・文系別々のサンプルを使って説明されています。もう少し詳しい内容はこちらでご覧下さい。

注意すべき点としては、「はじめに」の留意点にも書かれていますが、特に第5章で掲載されているエッセイが、実際に入試選考でどれくらいの評価を受けたのかがわからないことです。これは、このウェブサイトでも繰り返し書いていますが、もちろんエッセイは非常に重要な出願書類の一つですが、それでも、エッセイだけで合否が決まるわけではありません。ですので、掲載されているものをテンプレートのように使うのは、あまりお勧めできません。

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