ちょうど1週間前、指導教官のアリソンがアシスタント・プロフェッサーからアソシエイト・プロフェッサーに昇進し、テニュア(終身雇用権)も取得した。日本だと一部の大学を除いて終身雇用が保障されているけど、アメリカの大学の場合、アシスタント・プロフェッサーからアソシエイト・プロフェッサーへ上がるとき、ようやく終身雇用が保障されることが多い。だから博士号を取ってめでたく教授職を得たとしても、(大学・専攻によって期間は異なるけど)最初の5~7年間で十分な成果をあげられない場合クビになってしまう。そうするとその先生についてる学生は指導教官を失うのでかなり大変。行きたい大学院を選ぶとき、その教官がテニュアを持ってるかも少し重要な要素になってくる。
アリソンがテニュアを取った直後は、「まぁ当然嬉しいけど、そんな大きなパーティーを開くようなことでもないから」とそんな感じだった。お隣のコンピュータサイエンスだと専攻でパーティーを開くそうだけど、ウチの機械工学科はそういうイベントはないらしい。そんなわけで、大学教授としては重要なマイルストーンだし、やっぱりだた「おめでとう!」と言うだけよりちゃんとお祝いしようという話が出て、サプライズパーティーを企画した。今年の夏休み中毎週木曜は研究室みんなでお昼を食べることになっている。12時になるとアリソンがラボに学生を誘いに来る。毎週木曜11~12時まではちょうど自分の個別ミーティングの時間なので、みんなには11時45分頃からラボでパーティーの準備を進めてもらい、自分が12時ぎりぎりまでミーティングを引っ張って、その後みんなをランチに誘うふうを装ってアリソンをラボに連れて行くことにした。
事前に何人かの教授に招待状メールを送った際、ある先生から部分的に情報が漏れてしまったらしい。だからアリソンは「今週のいつ頃かに何かイベントがある」というのを感づいてたそうで、本当のサプライズパーティーではなくなってしまったけど、とっても喜んでくれたのでこちらとしても嬉しかった。ちなみにみんなでプレゼントしたのは、ちっちゃなアカデミックツリー。デコレーションはコンピュータサイエンスのトイレから拝借したトイレットペーパー。。
● 関連
Professors in the US ← 日米の大学教授の違いに関して
Life On The Tenure Track: Lessons From The First Year
おめでとうございます。これでtyamaさんも安泰ですね。
tenureをとるまでのつらさはここでもよく耳にします。Media labで「たとえば、AIといえばミンスキー、ミンスキーといえばAI。だれもが1.5秒以内に連想できる。tenureとはそういうものだ」というような話を聞いたことがあります。
アリソンさん、本当にすごいです。おめでとうございます。
JHU ME は通常7年が審査期間らしいので、2000年に来たアリソンは1年早くアプライしたことになります。僕も残ることができてよかったです(笑) 自分ひとりの力じゃなくて学生・スタッフ・教員すべてのサポートがあったからこそ達成できた、って簡単なスピーチでしたがとってもよかったです。まだ成果を出してない僕はこれから頑張らなければです。
Media Lab の生存競争はとっても厳しそうですね。。どこかでハーバード(のどこかの専攻?)は Full Professor になるときにようやくテニュアが出ると聞いた記憶があります。
どうも、おめでとうございます。自分のアドバイザーも実はアシスタントプロフェッサーでそろそろティニュアの審査がある頃だと思います。恐らく大丈夫だと思いますが笑 自分ではどうこうできる問題ではないのでやるべきことをやるしかないのですが、もし昇進しなかった場合自分たちはどうなるのかを考えるとちょっと怖いですね笑
> YUYA さん
お返事遅くなりました。昇進できない場合、1年間の就職活動期間が与えられて大学を去るそうです。ウチみたいに小さな専攻だと他研究室の選択肢も限られるので、学生は本当にどうなっちゃうんでしょうね。YUYA さんが研究成果を出せばきっとアドバイザーも大丈夫ですね!