以前書いたとおり、今セメは初めての TA をやっている。と言っても TA 自ら直接教えることもある他の専攻とは違って、たいてい工学系の授業だと、オフィス・アワー(もしくはプロブレム・セッション)と採点が主な仕事。もう一人 TA がいるので隔週で仕事が回ってくる。今のところ大きな負担もなく順調にこなせている、と思う。ちょっと困っていることがあるとすれば、明日の朝10時から第1回中間テストがあるけど、担当講師が出張先のフロリダから帰ってこられない可能性があるとのこと。先週から最高気温が10度になったりしてようやく春らしくなってきたと思ったのに、今日はかなり雪が降った、というか積もった。だからフライトがキャンセルされる可能性がある。まぁ万が一の場合、試験問題は先生の旦那さんが持ってきてくれるらしいけど。
これまでに4回宿題が出ていて、1回目・3回目は自分が採点して、2・4回目はもう一人の TA が担当した。毎週半分ずつでもいいけど、30人弱なので一人でもできるし、二人の間で採点基準が変わってくるかもしれないので、交代制にした。宿題は毎回大問4題で40点。1回目の宿題を採点し終わった後、なんかちょっと嫌な予感がした。満点ゼロ。ちょっと平均点低そう。自分では結構甘めで採点したつもりだったんだけど。。みんなある問題の同じところでつまづいていたので、それまでは10点中5点しかあげていなかったけど、仕方なく10点中8点あげることにした。他にもちょっと甘めに採点基準を変更して、最終的に平均が29.1/40点。それでも7割強だから高いとは言えない。担当講師に答案と点数表を渡したら、「あなたは厳しめに付けるのね。まぁ、初めての TA は大抵そうだけど。」と言われてしまった。採点基準変更しなかったら大変だったかもしれない。。
でも最初に学生たちがちょっと混乱するのも無理はないかもしれない。というのも、この Design and Analysis of Dynamic Systems(略して DADS)というクラスでは、運動方程式を立てたり、微分方程式を解いたりと言った基本的な内容を学ぶんだけど、通常はある物体に働く力を考慮した Free Body Diagram という図(高校物理で習う、重力とか反力とかの矢印を描くやり方)を使って考える。ところが、主に MIT などでは、エネルギーを考慮した Bond Graph というものを教えていた(いる?)そうだ。だから、その昔 MIT で Bond Graph を習った人たちがいま大学教授になり、いまでも好んで使ってる先生は Bond Graph の伝道師になっている。でも、かなり流れは止まってる気がする。言うなれば、VHS が Free Body Diagram でベータが Bond Graph みたいな。多分ほとんどの学生は、このクラスより一つ易しいクラスで Free Body Diagram を簡単に習ったので、今回からいきなり Bond Graph に変わるのは少しきつそう。そこで TA の出番となるわけなんだけど、TA も Bond Graph を習うのは初めてだし、それに関する文献はそんなに豊富じゃないので、ちょっと自分なりに勉強する必要がありそう。。。